プラシーボ、サマーソニックでの体調不良/ステージ・キャンセルを語る

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2009年夏のサマーソニック大阪公演で、1曲目演奏後にフロントマンのブライアン・モルコが倒れ、残りのショウを中止したプラシーボ。そのブライアンが、当時の体調について語った。ステージ上で気を失ったブライアンは極度の疲労と診断され、その後予定されていたUSAツアーの全日程をキャンセルした。

Contactmusic.comによると、モルコはこう話したという。「疲れ果ててた。アジアの7つか8つの国を2週間1日の休みもなく回ってたんだ。移動と時差と疲労が重なった上に腹をこわしてた。あの日は、ショウの時間が早くて何も食べてなかった。連日トイレに行きっ放しで、身体に何も残ってなかったんだ。それで、身体の機能が停止した。ここまでってわけだ。クレイジーに働いていたことが、悪い結果をもたらした」

「1曲目を終えてギターを変えようとしたとき、すべてが真っ暗になった。ステージから運び出されることになったんだ。シンガーにとっては嫌な年だったな。モリッシーもステージで倒れただろ。もし君がシンガーで名前にMがあったら、気をつけたほうがいいよ」

モルコは医師から6週間の休養を言い渡され、しばらく体力を取り戻すことに専念。12月のUKツアーで無事、復帰した。

前日の東京公演でのパフォーマンスが素晴らしかっただけに、大阪公演の中止は残念だった。が、早くも彼らをもう一度見られるチャンスが到来。2010年3月に単独での来日公演が決定した。東京(3月5/6日赤坂ブリッジ)、大阪(8日心斎橋クラブクアトロ)、名古屋(9日名古屋クラブクアトロ)でプレイする。

サマソニ大阪公演をキャンセルした直後、「ファンのみんなに本当に申し訳ない。今度戻る機会があったら、これまで以上に素晴らしいパフォーマンスを見せたい」と話していたモルコ。リベンジになるのか罪滅ぼしになるのか、どちらにしろ、この単独公演は見逃せない。

Ako Suzuki, London
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