ジョン・フルシアンテ、レッチリ脱退を正式発表

フルシアンテは木曜日(12月16日)、個人のサイトJohnfrusciante.comに以下のようなメッセージを掲載した。「俺がバンドを辞めたのは1年以上前、俺らが無期限で活動を休止しているときだった。劇的なことも怒りも発生していない。ほかの連中はすごく理解を示してくれた」
「簡単にいうと、俺の音楽的な興味は俺を別の方向へ導いていた。バンドに再加入してからずっと、ロック・バンドに本来備わっている音楽的可能性を探索するのがとても楽しかった。とくに彼らと一緒にそれをやるのはエキサイティングだった。2年前、同じような興奮を感じ始めた。でも今回は、べつのタイプの音楽を1人で作ること、自身のエンジニアになることだった」
「バンド、それに自分たちがやってきたことを本当に愛している。彼らと一緒に作ったものが、多くの人にとって重要な意味があることを理解しているし、尊重もしているが、自分の関心を追わなくてはならない。俺にとって、アートとは決して義務感から生まれるべきものではない。楽しく、エキサイティングで面白いと感じるからこそやるものだ。この12年で、俺は個人的にもアーティスト的にも変化し、これ以上バンドと一緒に活動を続けるのは自分の意に反すると感じるようになった」
フルシアンテ脱退の一報を伝えたMusicradar.comは、代わりにレッチリのツアーにも参加したことがあるジョシュ・クリングホッファーがバンドに加入したと伝えているが、こちらのほうはまだコンファームがなされていない。
レッチリは2010年1月、ニール・ヤングのトリビュート・イベントでパフォーマンス予定。フルシアンテの声明が発表されたこの日、ベーシストのフリーは、彼がデザインしたベース“Fleabass”の発売を記念しロンドンのデパートでサイン会を開いていたので、この後、彼のコメントがマスコミに流れるかもしれない。
Ako Suzuki, London
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