[クロスビート編集部員リレー・コラム] 編集長大谷編「キッス」
キッスが新作『Sonic Boom』を発表した。新作に加えて15曲入り新録のベスト、6曲入りアルゼンチンのライヴDVDという大サービスが功を奏してか、バンド史上最高という全米チャート2位を記録。実に11年振りとなるこの作品は、ヘヴィ・メタル然としたギターが惜しまれる出来だが、このリリースを機に過去の音を紹介してみたい。
キッスの全盛期と言えば70年代だ。ニルヴァーナもダイナソーJr.もカヴァーしていたように、当時の子供はみんな大ファンだった。多くの人が知っているのは、アルバムでなら『地獄からの脱出』辺りまでだろうが、実はそれ以降にも隠れた力作がある。
まずは80年の『仮面の正体』。キッス史上最もポップな音はハード・ロックの醍醐味こそないものの、それでも「シャンディ」「トゥモロー」などポール・スタンレーのメロディ・メイクは冴えている。

◆クロスビート最新号(オフィシャルサイト)

この記事の関連情報
KISS、<END OF THE ROAD WORLD TOUR>一夜限りのアンコール来日公演決定
キッスのジーン・シモンズ「ポール・スタンレーに出会えた俺は世界一ラッキーな男」
アリス・クーパー、オジー・オズボーン、アクセル・ローズら出演『FRONTMEN』日本初放送
ポール・スタンレー、キッスのプロデューサーで親友だったM・J・ジャクソンを追悼
元アイアン・メイデンのポール・ディアノ、キッスのメンバーと42年ぶりに再会
キッスの「I Was Made For Lovin’ You」、ディスコ・サウンドで生まれ変わる
キッスのジーン・シモンズ、オリジナル・メンバーの再結成実現に向け「手を尽くしているが…」
キッス、オーストリア公演でオーストラリアの国旗を投影
キッスのマネージャー「ピーター・クリスとは長いこと話してない」
