ファイナル・ファンタジー、オーウェン・パレットに改名

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2010年1月27日にアルバム『Heartland』で日本デビューするにあたり、Final Fantasy(ファイナル・ファンタジー)が、本名のOwen Pallett(オーウェン・パレット)に名義変更をすることになった。

これまで、アーケイド・ファイア、グリズリー・ベアー、ザ・ラスト・シャドウ・パペッツ、ミーカ等の作品のストリングスを手掛け、ソロ・アーティスト“ファイナル・ファンタジー”として、世界中に名を轟かせてきたオーウェンだが、大傑作との呼び声も高い『Heartland』発売を前に、本名での再出発をはかる。

以下は、本人からの正式コメントだ。

「2004年から、ソロ・ヴァイオリンのショーを続けてきました。基本的にはソロ・プロジェクトだったのですが、私はバンド名をFinal Fantasyと名づけました。まるで、その経験と楽器の音色が、幼少期に何時間もプレイし続けてきた、Final Fantasyという名の、日本の叙事的なRPGを思い起こさせたからです。

しかし、著作権法というものが、世の中に正しく必要なものとして存在しています。なので、僕は自ら進んでこの名前を使うことを辞退することにしました。

2010年早々、僕の最新アルバム『Heartland』が発売となります。日本を含め、英米以外の世界各国でもリリースされる初のアルバムです。この事も鑑みて、僕の音楽とスクエア・エニックスの同名のゲームをハッキリと区別することが最善の策であると感じました。

今後は僕のライヴでFinal Fantasyという名前を使うことはありません。『Heartland』を含め、今後のリリース作品に関しても、僕の本名であるOwen Pallett(オーウェン・パレット)名義でのリリースとなります。過去の作品も近い将来、名義を変更して再発売する予定です。

スクエア・エニックスの心ある対応と、サポートに感謝します。そして、皆様のご理解にも感謝しています。Salud!」──オーウェン・パレット

『Heartland』
2010年1月27日
WIGCD252J 2,490円(税込)
※日本流通盤はボーナス・トラック2曲、ライナーノーツ、歌詞対訳付。
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