長渕剛、ギター1本で計121曲を熱唱した怒涛の全国ツアー

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全国アリーナ・ツアー<2009 TSUYOSHI NAGABUCHI ARENA TOUR “FRIENDS”>を10月上旬に打ち上げ、間髪入れずに10月29日より次の全国ツアー<Tsuyoshi Nagabuchi Acoustic Live 30th Anniversary>をスタートさせた長渕剛。全国13ヶ所20公演を巡った同ツアーのファイナルを20日、京都会館で迎え、46曲を4時間6分にわたり演奏した。

◆長渕剛ライヴ写真

バンド・メンバー、スタッフ併せて総勢約100名を従えた大規模な<ARENA TOUR “FRIENDS”>とは対照的に、「ギター1本弾き語り」でのライヴとなった今回のツアーは、開演から終演まで“たったひとり”でステージに立った長渕が、卓越したギターテクニックと“SONG IS POWER(=歌は力なり)”を改めて見せ付けるステージとなった。

「お客さんとのセッション」と長渕が表現したライヴでは、MCで長渕とファンの間で軽妙なトークがやりとりされることが多々あり、公演によっては、長渕が客席のファンを舞台に上げるという“ハプニング”が起こるなど、終始笑顔が溢れるライヴが繰り広げられた。

そして、何より本ツアーの目玉となったのは、セットリスト。ツアー・タイトルに“30th Anniversary”と銘打つだけあって、「巡恋歌」、「順子」、「乾杯」、「しゃぼん玉」など、ファンならずとも垂涎ものの名曲、ヒット曲の数々が惜しみなく演奏された。ライヴ中盤では客席からリクエストを募る場面もあり、いつからか、リクエスト曲をプラカードなどに大きく書いて掲げるファンの姿が恒例の風景となっていた。

リクエストに応えて演奏される曲の数はどんどん積み上がり、最終公演を終えての総合計は、なんと121曲にものぼった。「ライヴは生き物」と表現する長渕ならではの、驚愕の数字と言えるだろう。初期の曲をただ「懐かしむ」のではなく、全く新しい「今の姿」で演奏して楽しませるところは、まさに30年という長く深い歴史を積み重ねてきた長渕ならではの芸当だ。

長渕剛は大晦日の12月31日に、神戸ワールド記念ホールにて、激動の2009年を締めくくるキャリア初のカウントダウン・ライヴを行なう。

◆長渕剛オフィシャルサイト
◆長渕剛ユニバーサルミュージック公式サイト
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