オリアンティ「私、この歌とギターを“キング・オブ・ポップ”に捧げます」

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『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』に颯爽と登場し、多くのロック・ファンの目を釘付けにした女性ギタリスト、オリアンティ。その素性と登場のいきさつは以前お伝えしたとおり。

◆参考「『THIS IS IT』でプレイしていた若き女性ギタリスト、オリアンティ」

きれいなブロンドを振り乱しポール・リード・スミスを弾き倒すその姿、飛び出すテクニカルなプレイ、十分にドライヴした粘りあるハード・サウンド…、そこには往年のロック・ヒーロー/ヒロインが持ちあわせてきた黄金比が光り輝いている。彼女に惹きつけられ、無条件に身を乗り出したロック・ファンが世界中に頻出したことは想像に難くない。

そんな彼女の日本デビュー作となるアルバム『ビリーヴ』の日本盤は2010年1月27日(水)に発売となるが、このリリースを記念し1月下旬にプロモーション来日することが決定した。突然の訃報の直前まで行動を共にしていたオリアンティだけに、マイケルとのエピソードも自らの口で明かされることだろう。

オリアンティは、マイケルとの出会いをこう語る。「ある日、マイケルのツアーの音楽監督だっていう人からメールが届いて、『This Is It』のためのバンドのオーディションがあるから参加してみないかと誘われたわ」。本人は冗談かと思ったという。極めて正常な感覚だが、事実は小説より奇なり。オリアンティは音楽監督の前でプレイし、その日の夜には、マイケルの前でプレイを披露した。「夜になって、今度はマイケル・ジャクソンがやって来て、彼の前でもプレイしたわ。あんなに緊張したのは生まれて初めてよ。正直自分でも受かるとは思ってなかったの、だってほんとにガチガチだったから。でも精一杯ベストは尽くしたし、彼が私のプレイを気に入ってくれたってだけでもう、天にも昇るほど嬉しかった。夢が叶ったのよ。クレイジーだったわ」

「マイケル・ジャクソンとバンドと一緒にギターを弾けたのは本当に嬉しかった。マイケルとの共演は人生を変えた経験であり、一生忘れることはできない」とオリアンティは語っている。

アルバムのプロモーションで来日するのは初めてというオリアンティ、ギタリストとしての魅力に加え、シンガーとしてもソングライターとしても、卓越したパフォーマンスを見せるオリアンティに、2010年ガールズロックの勢力図は変わることだろう。

「この仕事は大好き。音楽は私にとって命と同じよ。これ以外のことをやるなんて考えられない。…沢山のキッズに影響を与えたいわね、みんなに会いに行って力付けたいわ。とにかく自分の夢を追いかけ続けて、って。夢は必ず叶うわよ」──オリアンティ。

『ビリーヴ』
2010年1月27日発売(US発売:2010年10月28日)
初回生産限定盤 UICF-9066 \1,980 (税込)
通常盤UICF-1122 ¥2,200(税込)
(C)2009 The Michael Jackson Company, LLC. All Rights Reserved.


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