ディーゼル、ワイクリフ・ジョンのハイチ支援団体に25万ドル寄付

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2010年1月22日、プレミアムカジュアルブランド:ディーゼルの創始者兼社長のレンツォ・ロッソが、ハイチ支援のためワイクリフ・ジョンが設立した慈善団体「イェレ・ハイチ」へ25万ドルの寄付を行なった。そもそもワイクリフ・ジョンとロッソは長い交友関係にあり、ディーゼルのイベントにも数回参加したことがある。2010年に55歳を迎えるロッソのバースデー・パーティでも演奏を披露する予定になっているという。

事業家であるロッソは、常に自らの成功を社会へ還元していくことが大切であると考えており、2008年に設立された非営利団体「オンリー・ザ・ブレイブ」(Only The Brave)も、そうしたロッソの信念に基づいたもの。「オンリー・ザ・ブレイブ」は貧困撲滅のために若者の力を動員し、恵まれない地域における経済開発プロジェクトや教育・医療体制を支援することを目的としている。そんな中で、ハイチが悲劇に襲われたのだ。

「私は、ハイチの惨状にとても心動かされました。現地の人々のために何かしたいと考えた時、思いついたのが、島国ハイチのために行動してきたワイクリフや彼の慈善団体への支援提供です。」──レンツォ・ロッソ

今回ロッソが表明した25万ドルの寄付は、主に1月12日に起きた大地震の被災者救援のために充てられることになるが、「オンリー・ザ・ブレイブ」と「イェレ・ハイチ」によって計画されている、ハイチの首都にあるシテ・ソレイユの街に音楽スタジオを開設するプロジェクトにも充当されることになるようだ。

このスタジオは音楽/映像制作によってこの街の発展に寄与することを目的としているものだが、ワイクリフ・ジョンは、イェレ・ハイチを介し、音楽、スポーツそしてメディアを利用して、教育、医療、環境そして地域開発にとってプラスになるプロジェクトの強化にあたっている。実際、3,000人以上の新規雇用の創出、7,000人近い児童への就学機会の提供、一月当たり8,000人を超える人々への食事提供、そして一月当たり約2,000人の若者を対象としたHIV/AIDS予防教育の実施に繋がっているところである。
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