KiLLKiLLS、なにやら危険なバンドが堂々のデビュー

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KiLLKiLLS(キルキルズ)。ふざけているのかマジなのか。マジだとしたら、こんな危険な名前を付ける奴らは、一体どんな音とルックスを持っているのか。そういう、なにか気になる雰囲気を持ったバンドが、衝撃のミニアルバム『Allium(アリウム)』をリリースする。

◆「Paradise」PV映像

写真をよく見てほしい。中央の2人に見覚えはないだろうか。そう、この2人は、ラウドな音にキャッチーなメロ、そして野蛮極まりないライヴパフォーマンスで一躍話題になりがら惜しくも解散してしまったバンド、ケチャップマニアのギターDAIとドラムスのWANI。2人が中心となり、ベースに紅一点のERY、そしてギターにKAMAを加えて活動を始めたのが、このKiLLKiLLSなのだ。このKiLLKiLLSでは、DAIはギターとヴォーカルを担当している。

ケチャップマニア解散後、インディーズレーベル“Splatter Records”をDAI自らが立ち上げ、2009年5月、KiLLKiLLSとして下北沢シェルターで初ライヴを決行。その爆発力は強力で、噂が噂を呼んでライヴオファーが殺到。活動開始から半年間で東名阪のライヴハウスで多くのバンドと共演してきた。ロック好きな人の嗅覚は凄い。なにやらきな臭い雰囲気を嗅ぎつけたのだろう。


音の方は、バンド名に負けぬラウドで重いリフ、ザクザクと刻むギターサウンドと、臓物を揺さぶるバスドラムの連打は、どこに出しても恥ずかしくないスラッシュ・サウンド。なのだが、DAIのキッチュな香りを帯びたヴォーカル、グラムロックの匂いがプンプンするメロディアスなイントロやサビを聴くと、これこそが1990年代~2000年代のボーダーレスなラウドロックを経験した奴らが出せる音なのだと納得させられる。

グラムでパンクでメタルでスラッシュ。ひとことでは言い表わせないようななんだかよくわからない音楽性だが、言えるのは、確実に楽しませてくれるということ。自己満足のマニアックなものでは決してなく、おいしいところを所々に散りばめ、リスナーが楽しめることを第一に考えているパーティ・ロックなのだ。

ミニアルバム『Allium』を2月24日(水)にリリースした後、合計12か所の全国ツアーに突入する彼ら。心の底からライヴを楽しんでお祭り騒ぎがしたいなら、ぜひ出かけてみてほしい。

ミニアルバム『Allium』
DDCP-8001 \1,785(tax in)
2010.2.24リリース

<Allium tour 2010>
3/09(火) 吉祥寺 CLUB SEATA
3/12(金) 横浜BAYSIS
3/14(日) 清水JAMJAMJAM
3/15(月) 甲府CONVICTION
3/20(土) 心斎橋KING COBRA
3/24(水) 仙台MACANA
4/03(土) 札幌Sound Lab mole
4/04(日) 札幌HALL SPIRITUAL LOUNGE
4/08(木) 新栄APOLLO THEATER
4/18(日) 広島CAVE BE
4/20(火) 江坂MUSE
4/30(金) 下北沢251 (TOUR FINAL)

◆KiLLKiLLS オフィシャルサイト
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