DigiCut、楽曲制作のノウハウすべてを動画で大公開

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エレクトロにキャッチーなメロディーの“泣きうた”、そして個性豊かなメンバーが印象的な4人組DigiCutが、興味深い企画を進行させている。

それは、3月10日(水)にレコチョクにて着うた(R)が配信、そして4月28日(水)にリリースされる1stシングル「Tear Drop」のカップリング曲の歌詞を募集し、その制作過程をすべてさらけ出してしまおうというものだ。

DigiCutは、JFN系全国ネットの人気ラジオ番組『やまだひさしのラジアンリミテッドDX』と、音楽系モバイルサイトとして人気急浮上中の@peps!music、そしてDigiCutの3者がタッグを組んだメディアミックス番組『ラジアンリミテッドDC-Returns! with @peps!music』を担当している。この番組内で、皆さんからの詩(ポエム)を募集し、DigiCiutが曲をつけてリリースしちゃおうというもので、完成した楽曲は3月4日(木)の「ラジアンリミテッドDC-Returns! with peps!music」で初オンエアされる。

この曲の制作過程をBARKS 楽器チャンネルにおいて、リスナーから来た歌詞の選考などメンバー全員がかかわる曲作り作業、レコーディング、トラックダウン、マスタリング、ラジオでの楽曲初オンエアの裏側などを3回にわたって動画で大公開する。

◆「ラジアンリミテッド DC-Returns!」楽曲制作映像 Vol.1
◆「ラジアンリミテッド DC-Returns!」楽曲制作映像 解説編

第一回目では、リスナーからの詞を歌詞に落とし込み、メロディに寄り添わせていく作業を公開。リラックスしながらも真剣に曲に向き合うメンバーの姿が非常に印象的だ。なるほど、楽曲というのはこういう具合に出来上がっていくのかと実感できる内容だ。

さらに、リーダーのMANA-Bが、DigiCutの楽曲が作られていく過程を、実際にギターとDAWソフト「NUENDO」や「BATTERY」などを操りながら懇切丁寧に解説してくれる。これからPCを使って楽曲の制作したいと思ってい人には、とても参考になるものだ。

MANA-Bの楽曲制作については、テキストでも紹介しておこう。使用機材やソフトウェア、それらを使うプロならではのノウハウも惜しみなく伝授。ぜひ参考にしてほしい。

   ◆   ◆   ◆

音楽制作ソフトは、steinberg社の「Nuendo」を使っています。前は同社のCubaseを使っていましたが、知人の進めもあり、Nuendoにしました。

楽曲制作に関しては、まずはギターから作りそのギターのフレーズをMIDIで打ち込んでいく所から始まります。何故、ギターをMIDIで打ち込むかと言いますと、自分たちは制作途中で歌のメロディーを変えることが多々ありまして、歌がフィックスするまでは簡単に曲自体のキーを変えられるようにしているからです。同じ理由で、終盤までビート系以外はオーディオファイルは使わないようにしています。そして、ギターがあまり上手くないというのも理由の一つです(笑)。

ちなみに、ギターの音源はIK MULTIMEDIAの「SampleTank 2」を使っております。「SampleTank 2」はマルチタイプ音源で、ギターだけではなくたくさんの音色が入っており、これ1台あればほとんど間に合ってしまいます。自分はギターやストリングスなど、生楽器に近い音を主に使っております。

そしてDrumはサンプラーの「BATTERY」を使っています。スネアやキックなどのワンショットをチャンネルに当てはめていき、MIDIキーボードで叩いて打ち込んでいきます。

ベース音源は「Trilogy」です。このソフトはかなり使い勝手が良く、アコースティックベースからシンセベースまでもう完璧だと思います。ちなみに、自分はベースだけではなく、和音が出るように「solo」ボタンを外し、シンセ的にも使っています。

そして、リード系や高音系でピコピコさせたい時は「Pro-53」を使っています。リード系の音にオーバードライブをかけると、ブリブリのクレイジーな音が出せます。今回制作過程を追っかけてもらった「My Lover」でいうと、2バース目に薄く取り入れています。

DigiCutの楽曲で使う機材まわりは以上な感じです。かなりオーソドックスで使いやすい音源だと思います(自分が使えてるぐらいなので…)。自分のまわりには機材に詳しい音楽仲間がたくさんいるので、仲間から色々と教えてもらっています。やはり持つべきものは友ですね(笑)。

◆DigiCutオフィシャルサイト
◆『ラジアンリミテッドDX』オフィシャルサイト
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