マシュー・ハーバート、ぶったまげ「ワン」シリーズ

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マシュー・ハーバート名義では毎回斬新なチャレンジと実験、洗濯機などの生活音といったとんでもないものからのサンプリングで楽曲を構成し大きな話題をさらっているが、4月7日にリリースとなる新作『One One(ワン・ワン)』もまた、なんだかみょうちくりんなプロジェクトのようだ。

今回は、「一人」「一つ」「一匹」(?)をテーマに、そのまんま名付けて「ワン」シリーズを2010年の1年間を通し、3部作として順番にリリースしていくのだという。それの第1部がこの『One One』なのだ。

『One One』は“ある男の人生となる一日”をコンセプトとし、なんと最初から最後まで、プロダクションは勿論、自ら演奏、自らマイクも握りヴォーカルも担当。自分と向き合った結果生み出された歌詞も本作の魅力の一つで、結果「このアルバムは非常にパーソナルで正直な作品だね」とハーバート。自らが断言するほど、彼が今まで手掛けてきた作品の中でも最もパーソナルなアルバムになったという。いやー、自らの一日を密着してそれを音にするんですから、そりゃ、これをパーソナルといわずして何と言いましょうか。

ちなみに第2部は『One Club』、第3部は『One Pig』になるとのこと。『One Club』はとある1つのクラブに集った人達へ着目、『One Pig』では一匹のブタの生涯…誕生し屠殺され食べられるまでをサンプリングするなど、ぶったまげな作品となっている。

そして、そんなマシュー・ハーバートが来日するというから、我々はどんな心の準備をすればよいであろうか。既に告知されているとおり、2010年の<TAICOCLUB 10'>にDJとして出演する予定であり、ライブでないところが多少残念だが、以前青山CAYで行なわれたDJの時も会場に入りきれないほどの人が集まる状況だったことを考えると、今回の注目度もかなり高いはずだ。

ここ日本でも不動の人気・支持を誇るダンス・ミュージック/サンプリング界の鬼才、マシュー・ハーバート。ご注目を。
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