ザ・キラーズの名を書き込んで、電車から降ろされる

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英国で、電車の中でメモ帳にバンドの名や曲名を書き込んでいた男性が、挙動不審として電車を降ろされた。男性はこれから行なうギグのセットリストを思案中で、オアシスの「Cigarettes And Alcohol」、ザ・ティン・ティンズの「Shut Up And Let Me Go」、フランツ・フェルディナンドの「Take Me Out」などの曲名やザ・キラーズの名を書いていただけ。だが、近くに居合わせた鉄道警察官は、怪しいと思ったらしい。

この男性トム・ショー(25歳)さんは、写真で見る限りごく真面目そうな青年。とくに過激な格好をしていたわけでもないようだが、曲やアーティスト名を知らない人には脅威を感じる単語だったのかもしれない。

彼はこの奇妙な出来事について『Portsmath News』紙にこう話している。「電車に乗ったとき、鉄道警察のジャケットを来た2人組みがいたんだ。僕が席に着くと、肩越しから観察された。それで少ししたら、電車を降りるよう言われたんだよ」

下車後、何がいけないのか尋ねたところ、「書き込んでいたメモを見せるよう言われた。僕の行動が怪しいって。わけわかんなかったよ。すごくヘンだって思った。だって、ただの曲のリストなんだから」「ギグやるから、何がプレイできるか書いてただけなんだ。1曲ずつ説明させられたよ。これはオアシスで、これはザ・ティン・ティンズのものだって」

「キラーズは“All These Things That I've Done”をやろうと思ったんだけど、面倒くさいからキラーズとだけ書いてたんだ。それについて聞かれたよ」ここが1番の問題だったようだ。

鉄道警察は、この地域でいくつか逮捕事件が起きているため、彼を電車から降ろし話を訊くことにしたと釈明したそうだ。ショーさんは説明が納得してもらえ、無事解放されたという。

Ako Suzuki, London
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