角田信朗、「CR花の慶次」テーマ曲「修羅の果てまでも/義風堂々」リリース特集

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角田信朗 戦国パチンコ最高峰シリーズ ニューギン「CR花の慶次」最新機「CR花の慶次~愛」 最新テーマ

原哲夫とのコラボレーションが再臨

インタヴュー

――この作品が、今後の角田さんの生き方のテーマにもなっている?

角田: うん。前田慶次郎の生き方である傾く(かぶく)ってどういうことかというと、己の意地を貫き通す事に命をかける。剣玉遊びも命がけ。権力とかポジションとかにおもねらないし、反発する。反発すると世の中からはじき飛ばされるんだけど、はじき飛ばされないだけの力を持っていれば、太閤秀吉からも“今後、どこへ行ってもその生き方を貫いて、傾き通せ”というおスミ付きをいただける。そういう生き方って素晴らしい。しかも慶次郎って、勝ち戦では傾かないんですよ。負け戦でこそ、傾いて見せる。男なら、損と分かっていてもやらなきゃいけないときってあるじゃないですか。そこで損をしたらそれは普通だけど、それをひっくり返して損を得に変えるとメチャクチャ格好良いわけで。僕も人生折り返しを越えちゃったので、残りの人生はそんな生き方をしたいなと思ってるんです。

――まさにこの「修羅の果てまでも」の歌詞の通りですね。今回は原哲夫さんが歌詞を書いてますし。

角田: そうですね。友情を飛び越えたところでコラボも実現した。楽曲の最初に勝ちどきの声が入ってるんですけど、これはレコーディングの当日、スタジオにいたスタッフ達にも協力してもらったんですよ。そこに原哲夫も参加したんですけど、僕がブースの外でチェックしていたら一人だけ音を外している人がいて。“これ、原哲夫でしょ”って(笑)。そういうエピソードがあります。

――(笑)唄でも参加されて、すごく良いコラボですね。

角田: はい。27年前に毎週読んでた『北斗の拳』の作者が、子供の名前をつけたからと言ってつながるわけでもないのに出会って。みんなからは、マンガの登場人物から名前つけるなんて、アホな親やなぁって言われますけど。君たちも次の時代の人から目標にされるようなヒーロー&ヒロインを目指しなさい。そのために、パパが好きだったヒーローとヒロインの名前をお前たちに託すからという意味でつけたんですね。それが巡り巡って、原哲夫のところにつながって、単なる飲み食い仲間ではなく、こういう風に一つの作品を作って行くことや、そこも越えて友情が芽生えたことが、世の中の役に立つことにつながれば良いなって。人のつながりって、こういうことなんでしょうね。

――時代に喝を入れてるような曲にも仕上がっていますね。

角田: そうあれば良いですね。今の若者、いかに何かに乗っかって迎合していくか、要領良く生きて行くかって感じじゃないですか。それも良いですけど、ヒーローやヒロインはその時代に無いものや欠けているものを求めるわけだから。慶次郎のように、戦国時代の謀略渦巻く時代に義を通すとか、今の時代だと鼻で笑われるようなことを貫き通すわけです。慶次郎は戦国時代に生きた実在の武将ですよね。400年も経った今、こうやってフューチャリングされているなんて夢にも思わず死んで行ったと思うけど、逆に言えば僕らが400年経って果たして、角田信朗が語られているのだろうかと。語られるものを残して行きたいと思います。それは唄なのか、何なのか別としても、そういう生き方をしていきたいと思います。

取材・文●大橋美貴子

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