不遇のR&Bシンガー、16年を経てデビューアルバム発表。

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ソウルフルな歌声で期待されたものの、チャンスに恵まれてこなかった男性R&Bシンガーのダニー・ボーイ(Danny Boy)が、レーベル契約から16年という時間を経て、今年4月にようやくアルバムを発表できることが分かった。

ダニー・ボーイは1994年にDeath Row Recordsと契約したものの、その活動はサウンドトラックへの参加や、故2パック(2Pac)など他のアーティストの曲へのゲスト参加程度に留まっており、自身のシングルも数枚しか発表していない。2006年にはDeath Rowのオーナーであるシュグ・ナイト(Suge Knight)が自己破産を申請し、レーベルが売却されるという事態もあった。

しかし、2009年にDeath Rowが新体制で再スタートしたことで、状況は変わったようだ。同年発表されたレーベルのコンピレーション・ボックス"The Ultimate Death Row Collection"に未発表曲が収録されたのに続き、ついに待望のアルバム発表となる。彼のお披露目となった1994年のデビュー曲"Come When I Call"のリミックス版から、DJクイック(DJ Quik)、ジョデシ(Jodeci)のディヴァンテ(DeVante)らがプロデュースした曲、さらに故ロジャー・トラウントマン(Roger Troutman)が参加した曲など、数々の未発表曲が陽の目を浴びる。ダニー・ボーイ、16年目のデビューアルバム"It's About Time"は4月20日発売予定。

◆ダニー・ボーイ Artist Info(notrax)
◆ダニー・ボーイ Artist Video(notrax)
text by notrax
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