こだま和文、エッセイ集「空をあおいで」を出版

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日本初のダブ・バンドMUTE BEATを率い、ソロ活動後はフィッシュマンズのプロデュースなどで知られる、ダブトランペッターのこだま和文。ダブの先駆者として絶大なリスペクトを集めるこだま和文が静謐な筆致で綴ったエッセイ集「空をあおいで」が、単行本となって出版される。

現在、『すばる』誌にて連載中のエッセイ「空を仰いで、」を中心にし、長らく入手困難だった自伝的小説『スティルエコー 静かな響き』やエッセイ集『ノート・その日その日』をも収録した、ファン垂涎の一冊だ。

1982年、ライブでダブを演奏する日本初のダブバンドMUTE BEATを結成したこだま和文は、通算7枚のアルバムを発表し、1990年からソロ活動を始めた。ファーストソロアルバム『QUIET REGGAE』から2003年発表の『A SILENT PRAYER』まで、映画音楽やベスト盤を含め通算8枚のアルバムを発表。プロデューサーとしての活動では、FISHMANS の1stアルバム『チャッピー ドント クライ』等で知られる。

また、DJ KRUSH、UA、エゴラッピン、LEE PERRY、RICO RODRIGUES等、国内外のアーティストとの共演共作曲も多く、現在は、活動全体をDUB STATIONと呼び、ターンテーブルDJをバックにした、ヒップホップ・サウンドシステム型のライブと、バンド編成でのライブを並行して行なっている。2005年にはKODAMA AND THE DUB STATION BANDとして「IN THE STUDIO」、2006年には「MORE」を発表した。

水彩画、版画など、絵を描くアーティストでもあると同時に、著書2冊、今もなお文芸雑誌「すばる」にエッセイ連載中のアーティストでもある。

なお、「空をあおいで」発売を記念し、レコード店でのライブイベントの開催も企画されているという。発表をお楽しみに。

「空をあおいで」
2010年4月20日発売
ISBN 978-4-902800-15-9 C0095
1890円(税込)
336ページ、四六判並製、厚さ2.4cm
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