木村カエラ、5年分の感謝の想いを大放出
【関連画像】木村カエラ、5年分の感謝の想いを大放出~画像~
子供時代のカエラを想像させる映像が流れたあと、アシンメトリーにパッチワークされたリメイクTシャツ+ショートパンツ姿のカエラが指を突き上げながら「HEY 武道館ー!!」と叫びながら、「You bet!!」でライヴがスタート。そして「Yellow」「マスタッシュ」「L.drunk」と、外の肌寒さを吹き飛ばす、ぶっちぎりのロックチューンでご挨拶☆ 武道館にいながらフェス状態の盛り上がりと掛け合いで、すさまじい歓声が曲間~曲終了で沸き起こった。
観客の「温めて!」の声に、「今日は温めますよ、とことんね♪」とニヤリ。その言葉通り、「リルラ リルハ」「Samantha」といったシングル作品はもちろん、今ツアーから披露されている「リリアン」、さらには想像力を掻き立てる映像と共に贈った「ワニと小鳥」「dolphin」の名ミディアムで、心と身体を熱くさせた。大ヒットを記録している「Butterfly」では、冒頭でピアノ演奏するサプライズ。ぎこちなさの残るメロディにほっこりさせつつも、キメのコードを間違えて苦笑い……のご愛嬌も。大きな拍手で迎えられながらの歌は、キラキラと一筋の光を放ち、観る者を幸せにさせるほどの感動を呼んだ。さらに青いライトの中の「Circle」は、タオルとレーザーが入り乱れてさらに幻想的かつ圧巻のグルーヴ感。弾ける観客たちに「みんな元気だね。かわいい。食べちゃいたい(笑)。こっから超盛り上がっていくからね!」と、後半は「Ground Control」「STARs」「1115」「BEAT」「BANZAI」「TREE CLIMBERS」と、とことんロックに振り切ったキラーチューンを大放出。ライヴ・アーティストとしてのキャリア、同等の進化を遂げた“KAELA ROCK”を惜しげもなくアリーナのステージで見せた。
アンコールでは「おどるポンポコリン」を披露。スチャダラパー+カエラ+ダンディ坂野+アニメ『ちびまる子ちゃん』登場人物との豪華共演映像と共に観客たちを沸かせ(カエラがバンドレスで歌った姿も初めて観たかも)、「Jasper」は約1万人総ダンス状態、「Magic Music」は約1万人総ジャンプ状態にして観客たちとの絆をガッチリ固め、オーラスは「今もずっと変わらない気持ちを最後に歌いたいと思いました」と、デビュー曲「Level 42」。“君のために歌い続けるから”と綴られたカエラの原点を、大事に、力強く歌い上げた。
全曲を終え、大きな歓声と拍手に包まれた中、終わりを名残惜しそうに、観客たちを愛おしそうにしばらく見つめていたカエラ。揺るがぬ思いを本ツアーで確信し、6年目へと踏み出した。今後も見せる新たなサプライズに期待したい。
Text by Kimiko Takahashi
photo by Tsukasa Miyoshi
◆木村カエラオフィシャル・サイト
◆木村カエラレーベル・サイト
この記事の関連情報
木村カエラ、デビュー20周年記念の日本武道館ワンマンライブ開催決定&新曲「DAHLIA」4/10配信リリース
木村カエラ、酒井いぶきとコラボした「ケセラセラ」のリリックビデオを公開
木村カエラ、『王様のブランチ』テーマソング「ケセラセラ」を12/13に配信
木村カエラ、最新曲「ケセラセラ」が「王様のブランチ」テーマソングに決定
【速レポ】<中津川ソーラー>木村カエラ、「最高の歌声をありがとう。ずっとここにいたくなるね」
Ken Yokoyama、ニューシングルのゲストに木村カエラ+自身初の東名阪ホールツアー決定
<中津川ソーラー>、最終発表にOAU、木村カエラ、LOW IQ 01、豪華共演が話題のROCKIN' QUARTETなど13組
木村カエラ、<“WE ARE MAGNETIC”TOUR>デビュー19周年記念日に完走
桜井和寿、石川さゆり、B'z、木村カエラら集結、日比谷野音100周年を祝う<日比谷音楽祭>閉幕