ザ・フーのロジャー・ダルトリー、キース・ムーンの自伝映画制作に意欲

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ザ・フーのフロントマン、ロジャー・ダルトリーは、自らの監修のもと、元バンド・メイトの故キース・ムーンの自伝映画を制作したいと考えているそうだ。数年前、『Wayne's World』の監督ぺネロープ・スフィーリスがマイク・マイヤーズ(『Wayne's World』『Austin Powers』)をムーン役に映画化しようとしたものの、ダルトリーはその脚本を却下したという。

彼は『Daily Star』紙にこう話している。「映画は、正確に理解するためにも俺とじっくり話し合える奴次第だ」「頭の中にイメージは浮かんでいる。どんな映画にすべきか、ナレーションはどうすべきかわかっているんだ。でもいまのところ、それを脚本家にたくすと、“言ってることわかるよ。どうしたいかわかる”って言いながら俺らが同意したのとはまったくべつの方向へ行っちまってた。彼らは、バンドにいるのがどんなものなのか理解してないからな」

1978年に薬物の過剰摂取により32歳で亡くなったキース・ムーンは、後世に影響を与えた偉大なドラマーというだけでなく、そのハチャメチャな言動でも有名。ダルトリーは、できれば「その場にいた誰かに(脚本を)書いて欲しい」という。

現在のザ・フーには、父リンゴではなくそのキース・ムーンからドラムを教わったザック・スターキーが参加している。

Ako Suzuki, London
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