ホワイト・ストライプス、あの名曲はシングル・カットされなかったかも

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ホワイト・ストライプスの代表曲の1つである「Seven Nation Army」(2003年)は当初、レコード会社からの反対があり、シングル・カットされない可能性もあったそうだ。多くの音楽誌から歴代ベスト・ギター・トラックの1つに挙げられている同曲だが、当時はそれほどのインパクトがないと思われたらしい。

ジャック・ホワイトは、Xfmでシングル選びの難しさについて語る際こう明かした。「シングルを選ぶのは難しいよ。誰にもわからない。レコード会社にもわからないし、たいてい、アーティスト自身わかってない。『Elephant』を出したときのこと思い出すよ。俺は「Seven Nation Army」をシングル・カットしたかったんだ。でも、イギリスのレーベルもアメリカのレーベルも賛成しなかった。彼らは「There's No Room For You Hear」をリリースしたかったんだよ…。「Seven Nation Army」がシングルにならなかったなんて想像できる?」

誰にもわからないという通り、この逆でジャック・ホワイトの意向とはべつのトラックがシングルになる場合もあるという。デッド・ウェザーのニュー・シングル「Die By The Drop」だ。「曲を聴くと、みんな興奮したんだ。“マジで?”って思ったよ。俺にはわからない。形勢が逆転したな。“今回は君らのこと聞くよ”って思ったんだ」

「Seven Nation Army」はギター・トラックとして高く評価されるだけでなく、サッカー・ファンのアンセムとしても人気が高い。2006年にワールドカップでイタリアが優勝した際、当のサッカー場だけでなくイタリア全土で同曲が合唱され、祝杯が挙げられた。

「Die By The Drop」が1stシングルに決まったデッド・ウェザーのニュー・アルバム『Sea Of Cowards』は5月にリリースされる。

Ako Suzuki, London
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