スマイレージ、1万6000枚の笑顔とともにメジャーデビュー大決定

2010.4.3 20:58

作品の完成、それはつまりメジャーデビュー…と誰もが考えた瞬間、今度はどこからともなく、つんく♂ 氏の声が。スポットライトがPAスペースを照らす中、そこにいたのは、ライヴを見届けていたつんく♂ 氏。詰めかけたスマイレージと真野恵里菜ファンからの“つんく♂コール”を受け、「ちょっとそっちいくわ」と、つんく♂ 氏がステージに登壇する。

「ハロプロエッグの中にも多くのダイアモンドの原石がいるんだけど、この娘たちは今、一番輝いていて、確かにまだ荒削りだけど、この才能みたいな輝いているものって、今、東京を見渡しても出てこないだろうし、芸能界見渡しても、このちょうどいい感じの、ナイスタイミングはない、と思ってます。1万枚の笑顔を集めるというのも頑張ってくれました。今日は、ここにいるみんなが、ちゃんとスマイレージを応援してくれるという、その声を聞きたいがためにやってきました。スマイレージ4人、みんな応援してくれるかな？」

つんく♂氏の呼びかけに、オーディエンスは大歓声で応える。そしてつんく♂ 氏は言葉を続ける。

「よし、みんなのその言葉を信じて…5月26日、「夢見る15歳（フィフティーン）」で、スマイレージ…デビューします！」

この瞬間、スマイレージのメジャーデビューが正式に決定した。会場は“大・スマイレージコール”が巻き起こる。コメントを求められた小川紗季は「みなさんが私たちのために、たくさんの笑顔を集めてくれました。私たちは、その何倍もみなさんに笑顔を返して、有名になろうと思います。」と、すでに号泣。続く前田憂佳は、「モザイクアートに1万枚を貼っている時に、想像以上にすごい量で。そんなたくさんの人が私たちの人が私たちのために写真を送ってくれたと思うと、すごい嬉しくて。これから、みなさんの期待に応えられるように頑張ります。」とコメントする。一方、リーダーの和田彩花は、「今年中に…かはわからないですけど、絶対に、今いるどのアイドルよりも有名になれるように頑張る！」と、メジャーデビュー後を見据えた気合いこもった発言。そして、「今年は“アイドル戦国時代”と言われてますが、スマイレージがその先頭を突っ走っていけるように全力で頑張ります！」と、最後に福田花音が締めくくった。

さらにつんく♂ 氏は、サプライズとして、8月にスマイレージ主演の舞台（プロデューサー　丹羽多聞アンドリウ）、そして10月からはスマイレージの東名阪単独ツアーを行なう旨も合わせて発表。いきなりの決定で、スマイレージのメンバーには笑顔が咲き乱れ、再び会場は大きな歓声に包まれた。

またこの日、デビュー2周年を迎えた真野恵里菜にも、2010年7月にハリウッドにて初のイベントを開催することが発表。会場にいた誰もが、2010年のハロー！プロジェクトは、この“アイドル戦国時代”において、かなりアグレッシブで、刺激的な1年になるということを感じずにはいられなかったはずだ。