子宮頸がん予防啓発イベント<Hellosmile Live 2010>開催

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子宮頸がんという日本の若い女性に増え続ける病気への予防啓発を推進するプロジェクト<Hellosmile PROJECT>が発動、TOKYO FMが展開しているステーションキャンペーン「HUMAN CONSCIOUS~生命(いのち)を愛し、つながる心」の一環として、スペシャルライブが行なわれた。

【関連画像】<Hellosmile Live 2010>画像

<Hellosmile PROJECT>のキックオフ・イベントとして、「子宮頸がんを予防する日」である4月9日(金)に、JCBホールで<Hellosmile Live 2010>が開催、子宮頸がんに関心をもつ若い女性たちと同世代の女性アーティストとして、伊藤由奈、BENI、LOVE、lecca、YOSHIKAが集結、パフォーマンスを繰り広げた。

以下が会場での各アーティストからのメッセージだ。

■LOVE
「(今日のライブには、)女性だけではなくて、男性も来てくれて嬉しい。男性に気遣ってもらって嬉しくない女性はいないから、今日ライブに来てくれた男性は近くの女性に(検査へ行くことを)勧めてほしい」

■伊藤由奈
「女性だけではなく男性も来てくれて嬉しい」「一番大事なのは予防だと思う」「私も助けになりたくて(今回の)ライブに出た」「アメリカでは80%の人が知っている。高校を出たらチェックしに行くことになっている。日本では(子宮頸がんが)あまり知られていないということに驚いた。周りにももっともっと伝えていきましょう」

■lecca
「1年に1回は検査に行くべきだと思います。検査に行くことの普通さを今回のライブに来た人に知ってもらい、それを周りの人に伝えてほしい。それを伝えたくてライブに来ました」

■YOSHIKA
「(娘がいるため)産婦人科に恐怖感は無い。(子宮頸がんを予防するためには)まず良い産婦人科を探すことだと思う。みんなが検査を受けてくれれば良いと思う」

■BENI
「このイベントに参加して子宮頸がんの知識が増えた。もしかしたら自分に起きるかも知れない、友達に起きるかも知れないと知らされたことは大事」「友達に聞いても(子宮頸がんを)みんな知らなかった。まだ行っていない女性に知ってほしい。今回ライブに来てくれた男性も周りに伝えてほしい。少しで子宮頸がんを減らせるように皆で頑張りましょう」

この日は、大変珍しい横顔のハローキティのオリジナルグッズも<HelloSmile Live 2010>ライブ会場限定で先行販売された。その売上の一部は、子宮頸がん予防啓発活動と財団法人日本対がん協会子宮頸がん基金に寄付されることになる。

このプロジェクトには、ハローキティが応援キャラクターとして参加している。

※子宮頸がんについて
日本では年間約8000人(上皮内癌を含めると約15000人)が子宮頚がんに罹患し、2500人の命が失われている。最近の研究で子宮頸がんの原因のほとんどはHPV(ヒトパピローマウイルス)であることが明らかになっている。HPVの感染は女性であれば誰にでもありえる状態だが、ほとんどの場合免疫力でHPVを排除してしまう。何らかの要因で感染が持続した場合、数年から10年以上かかって稀に子宮頸がんになってしまうことがある。
子宮頸がん検診を定期的に受け、子宮頸がんになる前の段階で発見できた場合、適切な処置を行なえばがんになるのを予防することができる。ところが、日本の検診受診率は先進諸外国の80%前後に比べ、残念ながら低水準である。自治体による検診の受診率は14%であり、企業による検診を含めてもわずか23.7%に過ぎないのが現状だ。
日本でも2009年10月子宮頸がんの予防ワクチンが承認された。これは、子宮頸がんの原因として最も高頻度に検出されるHPV16型と18型の感染を予防するワクチン。この2つの型のHPVは日本の子宮頸がん全体の60~70%程度だと言われており、全ての子宮頸がんを予防できるわけではないものの、10代前半から20歳代の女性がワクチンを接種することで、子宮頸がんになるリスクはかなり軽減されるといえる。
予防ワクチンと子宮がん検診を組み合わせることで、ほぼ子宮頸がんは予防することができるのだ。
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