エミリー・オスメント、遂に日本でもデビュー
ついにというべきか、エミリー・オスメントがデビューを果たした。
人気TVドラマ・シリーズ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』のマイリー・サイラス演じる主人公ハンナの親友リリー&アシスタント・ローラ役でお馴染みのエミリー・オスメントだが、これまでにも様々なテレビ番組や映画にも数多く出演。そして、満を持してヨーロッパそして日本でも待望のデビューとなったのだ。
配信限定でリリースされたデビューEP「オール・ザ・ライト・ロングス」では、まだ18歳だとは思えぬ完成度を見せ付けている。マット・スクワイア(パニック!アット・ザ・ディスコ他)らをプロデューサーに迎えて作られたこのEPには、「ファースト・アルバムだからやりたいことが沢山あって、私が今までの17年間にやってきたことの全てを詰め込んでみたの」と彼女が語るとおり、気分がアガるポップ・ロックから、胸がキュンとするバラードまで、等身大のティーンエイジャーの日常が表情豊かに詰め込まれている。
全米では2009年10月にリリースされた同EPは、全米ヒートシーカーズ・チャートで初登場1位に輝いており、今回のリリースでその人気はヨーロッパと日本に波及していくことだろう。
俳優の父と英語教師の母の下に生まれたエミリー、彼女の兄は子役時代に映画『シックス・センス』(1999年)で大ブレイクしたハーレイ・ジョエル・オスメントだ。父と兄の影響で幼い頃からショービズ界に入ったエミリーは、音楽好きの両親のもと音楽に満ちた家庭で育ったという。レディオヘッド、アニマル・コレクティヴ、レッド・ツェッペリン、R.E.M、ピクシーズ、ポーティスヘッドらに傾倒してきたと言う彼女が、このEPの制作過程で最も影響を受けたのは、アラニス・モリセットだそうだ。
この作品でエミリーは全曲を自身で作曲しており、その出来は新世代のシンガー・ソングライターの登場を強く予感させるものだ。
2010年1月にはヘッドライナーとして初のカナダ・ツアーを行なっており、もちろんソールド・アウトの大成功を収めている。現在は、『ハンナ・モンタナ』ラスト・シーズンの撮影の合間を縫ってUSツアーを敢行、ツアーも撮影もオフの時はスタジオに入って2010年晩夏に予定されている初のフル・アルバムのレコーディングを進めているとのこと。
才色兼備なアーティストの登場、また楽しみがひとつ増えたということだ。
『オール・ザ・ライト・ロングス』
iTunesストア他 PC配信サイトにて好評配信中
1.オール・ザ・ウェイ・アップ
2.アヴェレージ・ガール
3.ファウンド・アウト・アバウト・ユー
4.アイ・ヘイト・ザ・ホームカミング・クイーン
5.ユー・アー・ジ・オンリー・ワン
6.ホワット・アバウト・ミー
7.ワン・オブ・ドーズ・デイズ
8.アンアディクティッド
◆iTunes Store エミリー・オスメント(※iTunesが開きます)
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