マライア、新作はクリスマス・アルバムに?

豪華リミックスアルバムの発売を今年3月に予定していたものの発売中止となったマライア・キャリー(Mariah Carey)が、新たにクリスマスアルバムを制作中であると報じられている。

マライアは、昨年発表した"Memoirs Of An Imperfect Angel"(邦題『メモワール』)に新たに豪華アーティストを加えて制作したリミックス盤"Angels Advocate"を発売する予定だったが、理由は明かされないまま発売中止となっている。その際、彼女のマネージャーが「我々は現在、ニューアルバムかクリスマス・アルバムの制作を進めようというところです」と発言していたが、現在制作しているのはクリスマス・アルバムのようだ。

これは英紙The Timesによる写真家/映像作家のデヴィッド・ラシャペル(David LaChapelle)のインタビューから明らかになったもので、ラシャペルはクリスマス・アルバム用の写真撮影をマライアと行ったという。この撮影の際にはマライアの要望で、本物のトナカイをLAのスタジオまで連れてきた。ラシャペルは映画『RIZE（ライズ）』の監督としても知られ、マライアとは以前、"Rainbow"のジャケット写真撮影や、"Loverboy"のミュージックビデオの監督で仕事をしたことがある。

またマライアは先日、"Always Be My Baby"や"We Belong Together"といった大ヒット曲を手がけたトッププロデューサー、ジャーメイン・デュプリ(Jermaine Dupri)と共にスタジオに入ったことをTwitter上で明かしていたが、他にもブライアン・マイケル・コックス(Bryan-Michael Cox)、ジョンテイ・オースティン(Johnta Austin)、テディ・ライリー(Teddy Riley)、ランディ・ジャクソン(Randy Jackson)らとスタジオに入った模様。

マライア・キャリーは94年にも一度クリスマスアルバムを発表しており、その"Merry Christmas"は世界で1400万枚の大ヒットを記録した。日本でもシングル曲「恋人たちのクリスマス」が大流行し、シングルだけでおよそ130万枚を売り上げている。

◆マライア・キャリー　Artist Info（bmr.jp）
◆マライア・キャリー　Artist Video（bmr.jp）
text by bmr.jp