SEX MACHINEGUNS、不惑の年に重大発表

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4月28日(水)にSHIBUYA-AXでSEX MACHINEGUNSがワンマン・ライヴを行なった。これは通常のライヴとはやや趣向が異なるもので、バンドのリーダー、ANCHANG(Vo、G)の40歳の誕生日祝いを兼ねてのライヴ。

◆SEX MACHINEGUNSライブ画像

いつもは後半に持ってくる「ファミレス・ボンバー」を1曲目に配するという異色のオープニングは、マシンガーと呼ばれる熱狂的ファンを驚かせ、おまけにいつもはハッチャケ野郎のSHINGO☆(B)の動きもやや硬くさせてしまった。映像用カメラが10数台入っていたことも緊張の要因だったらしい。しかし「ONIGUNSOW」で鋼鉄の攻めが続くうちにエンジンは全開。メンバー全員が一丸となってメタル魂を炸裂させる。ANCHANGも「誕生日とか関係ない、いつものライヴをやるだけでございます」と、変に浮かれていない心情を口にする。そしてマシンガー全員とヘヴィ・メタル・シャウトを力強くSHIBUYA-AXにとどろかせた。

いつものライヴとは言っても、この日は東京での久々のワンマン。曲数が多いのはもちろん、ショーマンシップぶりでもエキサイトさせるKEN'ICHIのドラム・ソロ、さらにMCで繰り広げられるメンバー同士のやり取りなど、全ての面でSEX MACHINEGUNSの魅力が十二分に発揮される。マシンガーもヘッドバングで応え、コブシを振り上げ、大爆笑。大きい会場が狭く見えるライヴを常に目指しているバンドだが、まさにそれが具現化されていった。

アンコールでは、メンバーとスタッフがANCHANGにケーキとオリジナルTシャツをプレゼント。フロアからもお祝いの言葉があがった。やや照れ笑いを浮かべながらも、曲が始まれば強烈なプレイとヴォーカルを決めるところは、さすが不惑の40歳男か。

そして2度目のアンコールでのことだった。重大な発表がある、とANCHANGがマイクに向かう。

「マーサ(所属マネージメント)に約14年間在籍してきましたが、やりたいことをやるために、SEX MACHINEGUNSらしさをさらに追及するために、独立することにしました。これから俺のことを“社長”と呼んで(笑)」

こんな時代だから大変なのはわかっているはずだが、それでも独立。屈強のメタル魂を感じる。そこにマシンガーはさらに惚れ込み、エンディング・ナンバー「SEX MACHINEGUN」は、すさまじい一体感で盛り上がった。

当日のライヴ後には、オフィシャル・ブログで「独立します!」というタイトルで、ANCHANGから新たなスタートに向けた意気込みがアップロードされている。あっ、それと誕生日に入籍したことも。おめでとう、ANCHANG!

ちなみに5月15日(土)には横浜FADで新たなサポート・ギタリストを加えた体制で独立記念ライヴを行なうほか、6月からはツアーも決定。さらにリリース日は未定だが、このSHIBUYA-AXのライヴを収めたDVDもリリースされることになっている。

写真・文 長谷川幸信

<ANCHANG40@SHIBUYA-AX 2010年4月28日(水)>
1.ファミレス・ボンバー
2.ONIGUNSOW
3.TIGER BIKINI
4.森のくまさん
5.ANACONDA
6.愛の相撲部屋~KEN'ICHI DRUM SOLO
7.愛こそすべて
8.ダイヤモンド軍団
9.愛人28
10.プライド
11.桜島
12.GERMAN POWER
ENCORE
1.みかんのうた
2.JAPAN
ENCORE2
1.SEX MACHINGUN

◆SEX MACHINEGUNSオフィシャル・ブログ
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