伝説のバンドsadsが武道館で再始動、清春は今後の活動にも言及

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清春率いる伝説のロックバンド、sadsの再始動ライヴ<ゴシックサーカス>が5月1日に日本武道館で開催され、集まった7000人のオーディエンスが7年ぶりとなるsadsに酔いしれた。

◆sads 画像@2010.05.01<ゴシックサーカス>

清春が全幅の信頼を寄せリスペクトする一方、清春の良き理解者であり、いつも清春を見守ってきた音楽編集者・東條雅人氏の死去がきっかけとなりsadsの活動再開を決意したという清春。彼が今回sadsとしてそろえたメンバーは、ギター・K-A-Z、ベース・クボタケイスケ、ドラム・GOの3人。そして彼らとともに“音圧で揺れる武道館”をコンセプトとして掲げたのが、この武道館公演<ゴシックサーカス>だ。

開演時間から約30分遅れてスタートした伝説のバンドの新しい幕開け。ステージ上のスクリーンに古き良き時代のサーカスのような情景が映し出されると、オーディエンスの期待と興奮もジリジリと上昇する。待ちきれないファンはひとり、またひとりとメロイックサインを掲げる。それはまるで、凶暴なサウンドモンスターが見せる、怪しくも淫靡な<ゴシックサーカス>の始まりの儀式のようでもあった。

そして1曲目の幕が上がる。「See A Pink Thin Cellophane」で待っていたのは、炎で燃えたぎるステージ。いくつもの火柱がsadsメンバーの周りに上がり、空間を焼く。武道館の最後列からも伝わるほどの熱風と猛烈な音のプレッシャー。新生sadsの音世界を視覚化したかのようなステージに誰もが息を飲み、そして次の瞬間、熱狂した。

「PORNO STAR」ではふたりのポールダンサーとともに淫靡なステージを展開した清春。「楽しみにしてた、すっごい。今までも、ちょっと音が頭痛くなるくらいだと思うけど、これからも連射します。」と、呟くと、その言葉通り、武道館を破壊せんとするかのような轟音を、刺すように飛び交うフラッシュライトとともにオーディエンスに叩きつける。そして鋭利なサウンドの中でふいに訪れる静けさ。透明にして美しい静と凶器的かつ狂気的な動とのコントラストで、sadsは日本武道館を染め上げていた。

全3回にわたったアンコールでは、sadsのヒット曲「忘却の空」や新曲「evil」などを披露。最後のその瞬間までsadsの尖った音をオーディエンスに撃ち続けた清春は、次の展開を匂わせるような以下の言葉を残し、ステージを終えた。

「7月か8月に短いツアーをします。ホント短いんで…今日の一発目に来てくれた人に感謝します。日本に新しいヤバそうなバンドが現れたと思ってください。」

2010年、新たな爪痕を刻んだsadsは、清春が言うところの“短いツアー”の前、7月7日にファン待望のアルバムのリリースが控えている。

◆evil demo 45sec(新曲のデモ音源動画)
◆サッズ オフィシャルサイト
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