スチャダラパー、20周年野音にカエラ、リップスライムほか超豪華ゲスト

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スチャダラパーのデビュー20周年を記念したライヴ<スチャダラパー20TH.ANNIVERSARY スチャダラ2010~オールスター感謝祭~>が5月9日、東京・日比谷野外大音楽堂にて行なわれ、スチャダラパーにゆかりのある超豪華アーティストたちが集結した。

◆『THE BEST OF スチャダラパー1990~2010』CD情報

ヒップホップ黎明期から常に第一線で活躍し、アーティストはもとより多くの著名人からリスペクトを集めるBose、ANI、SHINCOのスチャダラパー。彼らのデビューは1990年。シニカルな視点のラップと斬新なトラックによる『スチャダラ大作戦』がシーンに与えたインパクトと、ヒップホップを身近にした功績は計り知れない。

そんなスチャダラパーの20周年をお祝いしようと、この日の日比谷はスチャ一色。午前中より日比谷公園内の小音楽堂では、スチャダラパーと所縁の深いアーティストによるフリーライヴがスタート。星野源、塚本功、かせきさいだぁ&HAGTONES、ロボ宙&dau、渡辺俊美、ハナレグミ、おおはた雄一、原田郁子が次々と登場し、来るべき野外大音楽堂の“お祭り”を盛り上げた。

そして、日比谷公園全体がスチャダラパーの20周年を祝うムードに満たされた頃、大音楽堂での“本番”がスタート。総合司会のバッファロー吾郎と小籔千豊による「<スチャダラ2010~オールスター感謝祭~>ファンキースタート!」の掛け声で、スチャダラパーの3人が早々にステージへ。「ノーベルやんちゃDE賞」から次々楽曲を披露すると、「あんた誰」では“ガチョーン”で会場が一体に。オーディエンスもハンズアップで応える。

ゲストもここから立て続けに登場。AFRA、アルファ、イリシットツボイ、LB NATION、かせきさいだぁ、木村カエラ、木暮晋也、笹沼位吉、シャシャミン、スカパラホーンズ、スリーワンレングス、曽我大穂、タケイグッドマン、脱線3、電気グルーヴ、TOKYO No.1 SOUL SET、ハナレグミ、HALCALI、THE HELLO WORKS、四街道ネイチャー、RIP SLYME、ロボ宙(50音順)等、様々なアーティストがステージを彩る。アルファとは1980年代アイドル歌謡とヒップホップの奇跡の融合「惚れたぜHarajuku」、AFRAは「アーバン文法」でSHINCOとビート・コラボが実現。スチャダラパーと脱線3、タケイグッドマンによる「ジゴロ7」では、NIGOがテキーラをもって登場し、それぞれメンバーに振舞うと、開催日5月9日は母の日ということもあり、「おかあさーん!」コールで乾杯。さらに、「レッツゴー7~8匹」ではリップスライムが、ブラックマヨネーズの音声コメントとともに曲紹介された「Hey! Hey! Alright」では、木村カエラがそれぞれこの1曲のためだけに出演するなど、スチャダラの20周年に華を添えた。

イベント後半には電気グルーヴとの共演、さらに「Good Old Future」「彼方からの手紙」、そしてLB NATIONとスカパラホーンズを迎えてのアンコール「GET UP AND DANCE」などを披露し、全4時間半にわたっての<スチャダラパー20TH.ANNIVERSARY スチャダラ2010~オールスター感謝祭~>は幕を閉じた。名残惜しそうに会場を後にする観客の後ろ姿とともに。

このスチャダラパーの“祭り”は、5月29日、趣きを変え大阪で再び開催。20周年を迎え、飄々とサブカルシーンの第一線に君臨し続けるスチャダラパーに改めて拍手とエールを送りたい。

「ありきたりだけど、ここはゴールではなくて通過点。まだまだやりますよ。やめろって言われてもやりますよ!」── ANI(スチャダラパー)

<スチャダラパー20TH. ANNIVERSARY大阪公演『スチャダラ2010~浪速恋シグレン~』>
日程:2010年5月29日(土)
会場:大阪城音楽堂
開場:13:00 / 開演:14:00
出演:(第2弾発表)スチャダラパー / TOKYO No.1 SOUL SET / neco眠る / EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX / ハナレグミ(NEW!!)
総合司会:麒麟
チケット:前売: 6,300円
一般発売:4月3日(土)
問い合わせ:GREENS(06-6882-1224)

◆スチャダラパー・オフィシャル・サイト
◆スチャダラパー・レーベル・オフィシャル・サイト
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