乃木坂ファンが横浜に集結、<N's&姫宮みらんとチョコレートロッカーズ LIVE in YOKOHAMA~Sweets & Happy?>

ツイート

2010年2月28日、神奈川・横浜ベイホールにてアニメ「乃木坂春香の秘密」から生まれたスペシャル・ユニット、N'sと姫宮みらん&チョコレートロッカーズのジョイント・ライブが行なわれた。たった一夜限りのスペシャルなステージを目撃しようと、超満員となった会場は開演前から異様な熱気に包まれている。

◆N'sと姫宮みらん&チョコレートロッカーズ画像

そんななか開演を告げるBGMが流れた瞬間、爆音のような歓声が起こり、ステージ後方から清水香里(桜坂葉月役)、後藤麻衣(乃木坂美夏役)、能登麻美子(乃木坂春香役)、植田佳奈(七城那波役)、佐藤利奈(天宮椎菜役)のN's5人が入場。スネアとともに、「1! 2! 1・2・3・4!」のおなじみの掛け声とともに始まった「Non☆Stop☆ShiN's」によって、記念すべきライブが幕を開けた。

CDで聴かれるのと同じマイク・リレーで身振り手振りがキュートなダンスと、ファースト・アルバム「N's」と同じく赤いチェックのお揃い衣装に身を包んだ5人が並んだステージングは実に華やか。プロデューサーの渡辺剛がバンマスを務めるバンド隊がもたらすビート感が彼女たちをより活き活きとさせ、CDとはまた異なる魅力が備わった印象だ。開演前からすでに出来上がっていた観客もさらにヒートアップして、追っかけのコーラスなどをシンガロングしていく。

続くN's屈指のファスト・ナンバー「薔薇されたいっ」をエネルギッシュに披露したあとに最初のMCへ。「今日は盛り上がっていきましょう!」(佐藤)、「能登麻美子は好きかーっ!?」(清水)、「最後まで楽しんでいってください!」(後藤)、「みなさま、ごきげんよう!」(植田)、「最後まで仲良く、楽しくみんなで盛り上がっていきたいと思います!」(能登)という自己紹介もかき消さんばかりの歓声に包まれたMCを挟み、セカンド・アルバム「Happy?」から「クリスマスをやめないで」、そして記念すべきデビュー曲「ひとさしゆびクワイエット」をここで早くも投下。序盤からクライマックスのようなキラー・チューンを連発して、5人はステージをあとにした。

続いては生天目仁美演じる姫宮みらんのステージ。N'sのときと同じくバックを支えるのはプロデューサーの渡辺剛率いるバンド、チョコレートロッカーズだ。彼らによるアグレッシヴなバンド・サウンドによる「誘惑ヴァイオレット」からみらんコーナーはスタート。

バンド形式は初ということで、MCでは「初めて姫宮みらんとチョコレートロッカーズが実現したんですよ!」と彼女も嬉しそう。そしてセンティメンタルなメロディーに抜けの良い生天目のヴォーカルが心地良く響く「あいまいハニービンズ」、観客のストロングなシンガロングとともに演奏された「挑発CherryHeart」と、これぞみらん!と言うべきアグレッシヴなステージを披露してくれた。

続いてステージ脇のスクリーンにて綾瀬裕人役の羽多野渉による爆笑ビデオレターなどを挟み、今度はメンバーによるソロ・コーナーを含むN'sセットが再開。「乃木坂」のキャラソンなど、それぞれの持ち味をいかしたステージのあとは、再びビデオレターのコーナーに突入。

今度はドジっ娘アキちゃん役の松来未祐が登場したのだが、「私もそっちに行って歌ってもいいですかー!」というコメントとともにまさかのステージ登場! 歌うはもちろん「ときめき・フォルテッシモ -ドジっ娘アキちゃんのテーマ-」だ。サプライズ・ゲストの登場に客席のボルテージも最高潮へ、そのままライブは後半戦に突入していく。ふたたび生天目が登場してLINDBERGのカバー「今すぐKiss Me」などをプレイしたあとはN'sのセットへ戻り、「秘密推薦! うるとLOVE」でもって本編を終えた。

アンコールではメンバー限定色のN'sオフィシャルTシャツにそれぞれ身を包んだN's「Love Wing」、チョコレートロッカーズTシャツのみらんによる「とまどいビターチューン」、そしてみらんも加わってのN's「ひとさしゆびクワイエット」をふたたび披露して、あまりに濃厚なスペシャル・ステージは幕を閉じた。

ジョイントという形式ながら2時間半のフルセットを駆け抜けたN'sの5人と姫宮みらん。彼女たちが本来持っていたキュートでスウィートでハッピーな女子テイストが、アグレッシブなバンド・サウンドとともにより増幅されたようなステージは、観客の熱量もあって非常に熱く激しく、そしてエネルギッシュ組み立てられていったことが印象的だった。この日に向けて猛特訓をしたという彼女たちだが、まさに一度だけではもったいない熱量がそこにはあった。また近い将来に体感したい、本当に特別な一夜だったのだ。

◆ITmedia Gamezオリジナル記事
◆ITmedia Gamez
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス