ブロークン・ソーシャル・シーン、5年振りのアルバムまもなくリリース

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早や5年振りともなるブロークン・ソーシャル・シーンのニュー・アルバム『フォギブネス・ロック・レコード』が5月26日にリリースとなる。

雄大なオープニング「ワールド・シック」から、やさしく歌われるラストの「ミー&マイ・ハンド」まで、40数曲をレコーディングした中から厳選したという14曲が収められたこのアルバム、トータスのジョン・マッケンタイアのプロデュースにより、タイトで奥行きのあるシャープなサウンドとなったという。

そして何より注目すべきはボーナストラック。通常のトラックとして追加されているのではなく、エンハンスドCDとしてMP3データで提供されるものになっているのだが、そのボリュームがなんと22分に及ぶ全10曲もの作品が詰め込まれているのである。

これらのボーナストラックは、シカゴのソーマ・スタジオのメインルームでジョン・マッケンタイアがエンジニアリングをしている間、ブロークン・ソーシャル・シーンのメンバーたちがスタジオ内の小さなセカンド・スタジオ(B-room)で遊び心から生まれたもの。これらは単にアルバムに未収録作品というものではなく、当初からボーナストラックとして収録するというコンセプトをもって制作/録音された楽曲なのだ。そして、その作業の延長には、新作のラストを飾ることとなった「ミー&マイ・ハンド」の録音にも繋がることになっていったのだという。

メンバー構成が不定形であるのが特徴のブロークン・ソーシャル・シーンだが、今作の参加ミュージシャンには、プロデューサーのジョン・マッケンタイアを始めとしてメトリック、ザ・スターズ、The Sea and Cake、トータス、ペイヴメント、デス・フロム・アバヴ1979のメンバー、そしてファイストなど豪華なラインナップとなっている。Reverie Sound Revueのリサ・ロブシンガーはメイン・メンバーとしてもクレジットされキュートなボーカルを披露している。

ファイスト、エミリー・ヘインズ、そしてエイミー・ミランが共演した「Sentimental X's」は特筆すべき出来映えを誇り、このアルバムのエポック・メイキングでもあるという。

『フォギブネス・ロック・レコード』は、5月26日のアルバム発売に先駆けてiTunesでは配信がすでにスタートとなり、オルタナ・チャートでは幾多のミュージシャンの新作を押し退けて堂々の第1位にランクインされている。7月30日の<フジロック>のステージも非常に楽しみだ。

『フォギブネス・ロック・レコード』
2010年5月26日発売
TECI-24614 \2,520(定価)
※デジパック仕様
※日本盤のみエンハンスドCD仕様としてボーナストラック収録。(10曲、約22分、MP3)
※メイン・メンバー
・Brendan Canning
・Justin Peroff
・Kevin Drew
・Andrew Whiteman
・Sam Goldberg
・Charles Spearin
・Lisa Lobsinger(Reverie Sound Revue)
・John McEntire(プロデューサー、トータス)
・Martin Davis Kinack
追加メンバー
・Evan Cranley(Stars)
・Emily Haines(メトリック)
・Amy Millan(Stars)
・Leslie Feist(ファイスト)
・Jimmy Shaw(メトリック)
・Jason Collett and many more
ゲスト
・Sebastien Grainger(デス・フロム・アバヴ1979)
・Sam Prekop(The Sea and Cake)
・Spiral Stairs(Pavement)
・Eric Claridge(The Sea and Cake)
・Douglas McCombs(トータス)and many more
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