風味堂、渡和久が100名限定プレミアライヴでソロ活動を本格スタート

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「ナキムシのうた」「愛してる」「サヨナラの向こう側」などの代表曲を持つ3人組ロックバンド・風味堂の渡和久(ピアノ・ヴォーカル)が5月20日、渋谷 SPACE SHOWER THE DINERにてライヴを開催し、ソロ活動を本格的にスタートさせた。

今回のライヴは、6月23日リリースのソロデビューアルバム『東京ブルー』に先駆けて、抽選で選ばれた100名に限定して開催されたプレミアムなもの。

◆渡 watary プレミアムライヴ画像

<まだ夜明け前の空 東京は眠ってる 驚くほど静かで ふと君に会いたくなった>

1曲目はアルバムと同じ「戦い続けるのさ」の弾き語り。さらにバンドメンバーを迎えて、文字通り“現実”を歌う「あぁ、今よ」、ネガティブなムードに流されそうになってしまう気持ちを歌った「絶望の彼方へ」。「Escape!」では、アルバムはBuffalo Doughter、LOSALIOSの中村達也との一見不似合いなコラボを実現させているが、ライヴでは、16ビートが印象的なライブバージョンへと変貌。会場の空気を一変させた。

また、ゴスペルライクなコーラスが印象的な「a song of true hearts」は、会場からの手拍子が演奏の一部となり、即席のコーラス隊の役割を担った。さらにテンポアップした手拍子を求めた「Hurru up!」、「生まれたての気分で踊るのさ」で一気にヒートアップ。渡は、音楽に対する情熱を音として表現した。

本編ラストの「メロディー」では“いつまでも音楽とともにいる”意思表示だろうか、大人のムードの中にも芯の強さを持つことの大切さを教えられた。

大きな手拍子で迎えられたアンコールでの「戦い続けるのさ」バンドバージョン。ライヴは、全体を通して、まるで渡本人が福岡から上京して、東京で葛藤してきたこれまでの彼自身の思い出をなぞるかのような時間となっていた。と、同時に、“くじけそうになりながらもこれからも音楽とともに戦い続ける”渡の決意を見せたような、そんな記念すべき1stワンマンライヴだった。

なお、渡のソロ活動時の名義は“渡 watary”。渡 wataryはこの日、7月10日に大阪・BIG CAT、7月11日には渋谷CLUB QUATTROでのソロライブが決定したことを発表した。

【<渡 wataryライブツアー2010(仮)>概要】
会場:大阪・BIG CAT
日時:7月10日 
開場17:00 / 開演18:00

会場:渋谷 CLUB QUATTRO
日時:7月11日 
開場17:00 / 開演18:00

◆風味堂オフィシャルサイト
◆iTunes Store 風味堂(※iTunesが開きます)
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