ライブステージに最適な機能と演奏性を追究、ヤマハ「サイレントバイオリン」のハイエンドモデル「SV250」

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ヤマハは、サイレントシリーズ弦楽器の新製品として、ヤマハ サイレントバイオリン「SV250」および5弦モデルの「SV255」を、6月15日から発売する。

「SV250」は、ライブステージに最適な機能、演奏感を追究し開発されたハイエンドモデル。プロ演奏者からのアドバイスを受けながら、これまでのエレクトリックバイオリンへ寄せられたニーズに対応した最新モデルだ。

本体は、既発売の「SV150」で好評を得た、音量や音色のコントロール部を分離した設計で、アコースティックバイオリンと変わらない重さとバランスを実現。これにより違和感のない、さらにアクティブな演奏表現が可能だ。テールピース、糸巻き(ペグ)、ネックなどもアコースティックバイオリンと同じものを採用し、演奏時の違和感がないよう高い精度で加工。また肩当ては、アコースティックバイオリン用に市販されているほとんどのものが使用できるようになっている。

2種類のピックアップ搭載も大きなトピック。従来からの駒下部のセンサーに加え、今回新しく開発された駒の内部のセンサーが弓の動きに伴う弦の振動を敏感に検知、演奏者が求める細やかな音楽表現を実現している。

独立したコントロールボックスは、ライブ演奏中も手元で音量や音色の調整が可能。さらに演奏をアンプやエフェクターに送るためのラインアウト端子、PA機器やレコーディング機器に直接接続できるXLR端子などを新たに備え、ライブ演奏での快適さ、表現力が大きく向上している。

音響設計面では、既存機種で好評の本体内部の空洞構造をさらに改良。側面のスリット形状とあいまって、アコースティックバイオリンに近い豊かな響きと自然な演奏感を実現している。素材としては、棹(ネック)はメイプル、胴はスプルース/メイプル、指版・糸巻きはエボニー、駒(ブリッジ)はメイプル、フレームは合成樹脂が採用されている。

新たにラインアップされた5弦タイプの「SV255」は、演奏者からの要望に応えたもので、通常のバイオリンの音域に加え、ビオラの音域をカバー。通常のバイオリンの4弦(上からE(ミ)/A(ラ)/D(レ)/G(ソ))に加え、低音方向に5度下の[C(ド)]の弦も備えることで、演奏者の音楽表現の幅を広げる。

◆ヤマハ サイレントバイオリン SV250
価格:157,500円
◆ヤマハ サイレントバイオリン SV255
価格:173,250円
発売日:2010年6月15日(火)

◆サイレントバイオリン 製品詳細ページ
◆プレスリリース
◆ヤマハ
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