サッカー日本代表を応援するブラスバンド・アルバムが登場

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開催が目の前に迫った南アメリカでのFIFAワールドカップ。日本代表は直前の5月30日に行なわれたイングランド戦で良い戦いを繰り広げ、本番に向かって士気を高めている。

さて、このワールドカップを音楽で盛り上げるのがブラスバンドでの応援だ。ブラバンの演奏に合わせて大声で一緒に歌うもよし、じっくり耳を傾けて気分を高揚させ本番に挑むのもいい。そんな応援魂を熱く盛り上げてくれるのが、佐渡&シエナが6月2日にリリースする『サッカー・オン・ブラス』なのだ。

佐渡裕は、世界を股に掛ける指揮者。ベルリン・フィルが来シーズンに行なう定期演奏会の指揮を務めることが決定。5月20日(金)、21日(土)、22日(日)の3公演で指揮を担当した。世界最高峰のオーケストラのひとつであるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会を指揮するのは、近年、日本人としては、小澤征爾に次いで2人目の快挙だった。

一方のシエナとは、シエナ・ウィンド・オーケストラ。その力強い演奏には定評があり、ブラス・バンドの最高峰として演奏活動を続けている。

アルバム『サッカー・オン・ブラス』の1曲目は、坂本龍一が1994年に作曲した「日本サッカーの歌」。2002年FIFAワールドカップ招致運動の象徴的な曲として使用されたので覚えている人も多いだろう。

2曲目「サッカー・オン・ブラス“CLASSICAL”」は、FIFAの公式アンセムからアリア「さようなら、ふるさとの家よ」、そしてアイーダの凱旋行進曲につながる。クラシカルなテイストのこの曲から、3曲目の「サッカー・オン・ブラス“BRASS ROCK」に。こちらは吹奏楽ポップスの魅力満載。スタジアムに流れる有名な曲が次々と登場する。

4曲目「威風堂々」は、もはや説明不要の楽曲。そして5曲目の「アフリカン・シンフォニー」は、2010年FIFAワールドカップ南アフリカ大会にちなんだ超名曲だ。

さて、佐渡&シエナは6月5日に演奏会を行なう。演奏曲はこのアルバムに収録されて曲に加えて、ワーグナーの歌劇「ローエングリン」より「エルザの大聖堂への行列」も演奏されるという。また6月6日には、テレビ朝日系「題名のない音楽会」にも出演。ワールドカップ本番前に気分を盛り上げて挑みたい人は、せひ注目してほしい。

世界的な指揮者・佐渡裕を迎えて一段とパワーアップしたシエナ・ウィンド・オーケストラ。彼らの奏でるメロディーとともに、FIFAワールドカップを戦い抜こうではないか。

『サッカー・オン・ブラス』
AVCL-25491 \2,000(tax in)

<VIVA!NIPPON 吹奏楽と合唱の祭典>
2010年6月5日(土)文京シビックホール
演奏予定曲目:坂本龍一:日本サッカーの歌、サッカー・オン・ブラス“CLASSICL”、サッカー・オン・ブラス“BRASS ROCK”、ワーグナー:歌劇「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行列ほか

<テレビ朝日系「題名のない音楽会」>
6月6日(日)朝9:00 放送
佐渡裕(指揮)、シエナ・ウインド・オーケストラ、川平慈英、中鉢聡

写真:(C)Yuji Hori

◆佐渡裕 オフィシャルサイト
◆シエナ・ウインド・オーケストラ オフィシャルサイト
◆avexネットワーク
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