<タイフェスティバル2010>、観客とアーティストが一体となったライブ

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代々木公園で2000年から毎年5月に開催されている<タイ・フェスティバル>。タイ料理のレストランや食材、雑貨などのブースが並び、同国の文化や伝統を日本に伝える一大イベントとして、たくさんの人で賑わいをみせる。

◆<タイフェスティバル2010>画像

特にステージで行なわれる伝統舞踊や、ムエタイ(タイ式ボクシング)のデモンストレーションに加え、ミュージシャンによるライブは毎年、楽しみにしているタイ音楽のファンも多い。

今年の出演者は全部で6組。まず最初に、人気女性アイドルのネコ・ジャンプが歌を披露した。この双子ユニットの代表曲は、アニメのテーマ曲に起用され、2009年に日本でもデビュー。オリコンデイリーチャートで9位を記録している。白いフリルのついたドレスで可愛らしさをアピールし、会場いっぱいに集まった男性ファンから熱い声援を受けていた。

その後、タイ舞踊やスイート・バケーションのメイも参加した抽選会を経て、夕方からは大手レコード会社グラミーのアーティストによるライブが行なわれた。

まず、ネーンとルークパットという実力派女性シンガー2人が登場した後、タイのフュージョン・ジャズの開拓者として有名なインフィニティの演奏へ。南の島の風を思わせるような心地よい曲や、迫力のあるアップテンポの曲などを披露した。

その後、女優としても活躍する人気ポップス歌手、パンチが数曲披露し、最後に多くのヒット曲を持つ男性シンガー、パラポンが登場すると、会場は大歓声に包まれる。

親しみやすい歌謡曲が続き、タイ人の観客も一緒に合唱。パラポンは歌の途中でステージ下に降りて、お客さんからプレゼントを受け取ったり、握手をしたりと大サービスだ。アンコール曲では、会場が一体となって大合唱。なかには踊りだす人もいて、大盛り上がりのうちに幕を閉じた。ライブの後は、パラポンやパンチ等のサイン会が行われ、たくさんのファンが詰めかけて、会場は熱気に包まれていた。

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出演者のなかから、フュージョン・バンド、インフィニティにリハーサルの後、お話を聞くことができた。

――日本の読者に自己紹介をお願いします。

インフィニティ:私たちは、タイのフュージョン・ジャズのパイオニア的な存在のバンドで、25年前に結成されました。タイの音楽が国際的になって欲しいと考えていて、曲のなかには伝統的な楽器を使っているものもあります。また、タイの伝統的な曲を、現代的なフュージョン・ジャズのスタイルにアレンジして、演奏することもありますね。

――最新のアルバムについて教えてください。

インフィニティ:バンド結成25周年を記念して『10(Ten)』というアルバムをリリースしたばかりです。「Love For Sale」「For Sentimental Reasons」といった1960年代のアメリカのヒット曲を、フュージョン・ジャズのスタイルでカバーしています。ミキシングはスムース・ジャズ界の第一人者、ボブ・ジェームズのバンドの仕事もしているケン・フリーマンが担当してくれました。

――今回が初来日とのことですが、日本の印象はいかがですか?

インフィニティ:街がとてもクリーンで、涼しい気候も気に入りました。サックス・ショップやCD屋さんに寄って、たくさん買い物もしましたよ。

――本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

Photo & text:Emi Saito
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