伝説のレゲエ映画を綴る書籍『ロッカーズ・ダイアリー』

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1978年、ジャマイカで制作された伝説のレゲエ映画『ロッカーズ』。そのバファルコス監督が綴ったフォト・エッセイ撮影秘話とジャマイカの写真126点をまとめた書籍『ロッカーズ・ダイアリー』が7月2日に発売される。

◆『ロッカーズ・ダイアリー』関連写真

この書籍は、多くのアーティストに影響を与えた映画『ロッカーズ』のセオドロス・バファルコス監督が、映画では描かれなかったジャマイカでの出来事、1970年代のニューヨークの音楽・アートシーンなどを、さながらロードムービーのように記したもの。掲載写真126点は全て著者撮影によるもので、文中の出来事とリンクして挿入されており、当時の情景を鮮明に蘇らせるものとなっている。

そこには、ボブ・マーリィ、リー“スクラッチ”ペリー、ピーター・トッシュ、オーガスタス・パブロ、アンディ・ウォーホル、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、パティ・スミス、ミック・ジャガー、ロバート・フランク…といった面々が次々と登場してくる。

映画『ロッカーズ』は、当時のジャマイカの音楽シーンやラスタ文化がありのままに表現されており、その後世界中に広まるレゲエ・ブームはここから始まったと言っても過言ではない。1979年のカンヌ映画祭の監督週間で上映された本作は各方面から高い評価を受け、30年もの年月を経て2010年2月にはブルーレイ版も発売となり、今なお衰えない人気を博している作品だ。

そんな作品とあわせ、ギリシャ・アンドロス島からニューヨーク、そしてジャマイカ・キングストンへの旅を追体験できる1冊が『ロッカーズ・ダイアリー』なのだ。

『ロッカーズ・ダイアリー』
2,993円(税込)
菊判変形 ハードカバー 272ページ
ISBN978-4-309-90876-2 C0073
発行:アップリンク
発売:河出書房新社
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