ステイシー・ケント、念願の仏語ヴォーカル・アルバム発売

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キュートなルックスと癒しのジャズ・ヴォーカルで人気のステイシー・ケントが、6月16日に初の全曲フレンチ・ヴォーカル・アルバム『パリの詩(うた)』を発売した。

◆ステイシー・ケント「Les eaux de Mars」PV映像

ステイシー・ケントはアメリカ・ニュージャージー出身、イギリス・ロンドン在住のジャズ・シンガー。2007年に仏ブルーノートに移籍し、自身通算7作目となる『市街電車で朝食を』を発売し、フランス国内だけで16万枚を超えるセールスを記録。2009年には、北野武/ビートたけしが受章したことでも話題となった「フランス芸術文化勲章」を受章し、彼女のフランスでの絶大なる人気が実力とともに裏付けられた。

そのステイシーが、ついに長年の夢であった全曲フランス語でのアルバムに挑み、今作『パリの詩(うた)』を完成。まさにフランスとステイシー・ケントの相思相愛関係の賜物とも言えるアルバムが誕生したのだ。彼女は今作に関して「いつかフランス語のアルバムを作りたかった。女性として、人間として熟した今が絶好のタイミングだと思ったの」と語っている。


収録曲はいわゆるシャンソン・フランセーズが並んでいるのではなく、ボサノヴァの人気曲のアントニオ・カルロス・ジョビン「3月の水」、アンリ・サルヴァドールの代表曲「こもれびの庭に」、ジャズの名曲「春の如く」等に加え、ステイシーのために書き下ろされたオリジナルで構成されている。ジャンルや曲調も多様ながら、透明感と憂いを秘めた癒しの歌声が柔らかなフランス語に乗り、すべてを心地よく結んでいる。

今作は既にフランスで3月に発売され、ジャズ配信チャートで1位を獲得。幼き頃のステイシーにとってフランス語は、青春時代をフランス・パリで過ごしたという祖父との絆を結ぶコミュニケーション言語だったそうだ。大学時代にはフランス文学を専攻し、パリにも1年半滞在した経験も持つ。更に今作によって、ステイシーとフランスとの絆がより一層強まったに違いない。

現在、日本公式サイトにてステイシー・ケントがフランス語で今作『パリの詩(うた)』やフランスに寄せる想いを語り、レコーディングでの歌唱風景も披露。全6回が毎週更新で公開となる。

『パリの詩(うた)』
2010年6月16日発売
TOCJ-66537 2,500円
◆ステイシー・ケント・オフィシャルサイト
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