山下久美子、30周年記念アルバムにドキッ

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“総立ちの久美子”と言って分かってくれる人がどれくらいいるだろうか。

今ではライヴというものは、アーティストが出てくるなりオーディエンスは一斉に立ち上がり、ライヴの間中手拍子をしながら踊ったり身体を揺らしたりするのは当たり前の光景になっている。しかし、1980年代では、客席に座って聴くのが当然。オーディエンス全員を立ち上がらせるのは、アーティストのパワーによるところが多かった。

◆山下久美子~画像~

山下久美子は、客席全員を最初から最後まで立ち上がらせ、一瞬たりとも気を抜くことのできない大盛り上がりライヴを敢行したことで、前述の“総立ちの久美子”という異名をほしいままにしていたのだ。

その伝説を持つアーティスト山下久美子がデビュー30周年を迎え、アニバーサリー・アルバム『手をつなごう』を6月23日(水)にリリースする。

これはキングレコードが作った大人のためのロックレーベル“DEEP ZONE”からの第二弾としてリリースされ、記念アルバムとして本人がセレクトした思い入れの強い代表曲10曲をセルフカヴァー。さらにこのアルバムのために書き下ろした新曲「手をつなごう」を収録している。プロデューサーにはユニコーンやスピッツ、brilliant greenのプロデュースでもおなじみの笹路正徳を迎え、ミュージシャンには青山純、坂井紀雄、土方隆行といった豪華メンツで全曲がレコーディングされている。

さて、“DEEP ZONE”レーベルは、かつてのロック・キッズ達に向けた大人のためのROCK'N ROLLレーベル。第一弾は、1987年にPEARLとしてメジャーデビューした田村直美がセルフカバーを中心に作ったアルバム『Pearly Gate』。今後も、“大人が楽しめるロック”を旗印に、聴きごたえある作品をリリースしていくという。

何年たっても色あせることのない「バスルームから愛をこめて」「赤道小町ドキッ」「星になった嘘」など、青春のころ熱狂した楽曲に、再び魂を燃やしてほしい。

『手をつなごう』
KICS-1563 ¥3,000(tax in)
2010年6月23日発売
1.宝石
2.MELODY - from Riverpool
3.秋ラメきれないNight Movie
4.赤道小町ドキッ
5.バスルームから愛をこめて
6.手をつなごう(新曲)
7.微笑みのその前で
8.Rock me Baby
9.リリス
10.微笑みをもう一度
11.星になった嘘

◆山下久美子 オフィシャルブログ
◆山下久美子 レーベルサイト
◆キングレコード DEEP ZONE
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