ウェイ・ウェイ・ウー、二胡という楽器の限界を超えた新作『Back to the…』

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東京と上海という二つの故郷を持つ二胡奏者ウェイ・ウェイ・ウーが、その感性のすべてを晒し、二胡という楽器の可能性をとことんまで突き詰めた新作『Back to the…』を6月23日(水)にリリースする。

◆ウェイ・ウェイ・ウー~画像~

これはもう単なる“癒し”なんて言葉では表現できないほど、人間の奥深くまで入り込んでくるサウンドだ。二胡は女性の声域に近く、感情表現に長けた楽器。まるで愛する子供をいつくしむようにお腹の近くで演奏されることもあって、せつなさと温かさ、そして愛情を感じさせる。ウェイ・ウェイ・ウーの繊細な指先から生み出されるメロディと音色は、まるで女性が歌っているかのよう。インストルメンタルとは信じられないような歌心を聴かせてくれる。

「アルハンブラの思い出」「リベルタンゴ」などの名曲は郷愁を呼びさまし、目を瞑るとヨーロッパの風景が目に浮かぶ。基本的に単音での演奏なのに、この表現力。音楽をどこまでも深く愛し、楽曲に込められたエッセンスと交わらないと、こういう演奏はできない。なんという哀愁だろう。

収録の13曲中9曲はウェイ・ウェイ・ウーのオリジナル曲。「空~Kuu」では中央アジアの平原に広がる広い空を想起させるようなスケールの大きい振幅、「ガラスの海」での孤独感、「冬」は尺八と二胡のコラボという珍しい組み合わせで、ワルツのリズムで寂しげな冬の空気から次第に木の芽が吹き花が咲き誇る春に季節が変わっていく風景が描き出される。「天使の子守唄」ではヴォーカルも聴かせ、透明感あふれる世界を見せてくれる。

最後にボーナストラックとして収録されているのが、TBS系日曜劇場「JIN~仁」のメインタイトル。これは多くの人が耳にしているだろう。現代と幕末を結ぶ道を歩いているかのよう。広がり感のある雄大な曲だ。

このアルバムは、一青窈、松たか子、吉田拓郎などの作品を手がける武部聡志がプロデュースするほか、鳥山雄司、尺八の藤原道山、「リベルタンゴ」ではバンドネオンの小松亮太、そして「天使の子守唄」では、オートハープ&バックグラウンドヴォーカルとして森山良子が参加している。

ウェイ・ウェイ・ウーは、このアルバムを引っ提げて7月からライヴやイベントが目白押しだ。ぜひ、その目で麗しい彼女を見て、その耳で彼女の素敵な音色を感じてほしい。癒されるのはもちろん、音楽という空気の振動が持つ無限の力を感じるはずだ。

『バック・トゥ・ザ…』
SICP-2726 \2,940(tax in)
2010年6月23日発売
01.愛の肖像
02.Back to the…
03.空~Kuu
04.アルハンブラの思い出
05.ガラスの海
06.冬
07.リベルタンゴ
08.再会の記憶
09.スウィート・アドベンチャー
10.ヴォラーレ
11.木の下で
12.天使の子守唄
13.「JIN-仁-」~JIN-仁-Main Title

<CD発売記念インストアライブ with 武部聡志>
7月10日(土)銀座ヤマハビル1Fポータル
<CD発売記念コンサート Back to the・・・>
7月21日(水)ビルボードライブ大阪
7月23日(金)銀座ヤマハホール(東京)

<その他のライヴスケジュール>
7月19日(月・祝)「パンドラの箱舟」青山円形劇場
7月25日(日)WeiWei Wuu コンサート in 青森 下北文化会館(青森県)
8月1日(日)生田緑地サマーミュージアム 生田緑地(神奈川県川崎市)
8月7日(土)UENO JAZZ INN '10 上野公園不忍池畔 水上音楽堂・みずどりのステージ
8月31日(火)九電ふれあいコンサート iichikoグランシアタ
9月20日(月・祝)上海万博音楽クラブ(Live鑑賞ツアーも実施予定)
9月25日(土)live image Nouveau(ライブイマージュヌーヴォー )Bunkamuraオーチャードホール

◆ウェイ・ウェイ・ウー オフィシャルサイト
◆ウェイ・ウェイ・ウー レーベルサイト
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