東京事変がドラマ主題歌を担当。椎名林檎「お断りする理由が見当たりませんでした」

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東京事変の新曲「天国へようこそ」が、7月30日(金)から始まるテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『熱海の捜査官』の主題歌に起用されることが発表された。

このドラマ『熱海の捜査官』は、2006年、2007年に同ドラマ枠で放送され人気を博した『時効警察』シリーズを手掛けた三木聡(監督・脚本)×オダギリ ジョー(主演)の黄金コンビが再びタッグを組む話題作。オダギリの相棒役には栗山千明が登板する。

ストーリーは、女子高生4人の失踪事件をきっかけに、一見のどかな街に暮らす人々の心の闇が次々と明らかになってゆくという、新しいタイプのミステリー・ドラマ。しかし、「時効警察」シリーズ同様、クセのあるキャラクターたちによる、シュールな小ネタ満載の脱力系コメディ“三木ワールド”は健在とのことで、“熱海”を舞台に展開される、怪しく濃いキャラクター続出の、謎が謎を呼ぶ“超感覚”サスペンスとなるようだ。

そのドラマをさらに盛り上げる主題歌を担当するのが東京事変。ストーリーのキーとなるシーンで印象的に流れる音楽「天国へようこそ」は、ドラマ制作スタッフからの熱い要望を受け、このドラマの為に椎名林檎が詞曲を書き下ろした楽曲で、ヴィブラフォンとグロッケンの怪しい音色で幕を開ける。東京事変5人の演奏が、静かに感極まってゆく狂気に満ちた3分間の楽曲に仕上がっているという。

本作について、椎名林檎はじめ、キャスト、スタッフ陣は次のコメントを寄せている。

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『熱海の捜査官』主題歌を書かせて戴いて

涎が出るほど魅力的なお仕事をくださり、有難うございます。お断りする理由が見当たりませんでした。三木聡監督の作品には、毎度ビリビリしますよね。本作も然りです。完成前に脚本を拝読出来るしあわせを噛み締めるも束の間、一気に引きずり込まれました。気付いたら脚本のなかに棲んで居り、気付いたら曲が出来て居りました。いまはこの曲が作品へ、しとやかに寄添ってくれるよう願うばかりです。金曜の夜が益々好きになるの。

椎名林檎

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【三木聡(ドラマ監督・脚本)コメント】
ずーっと椎名さんの音楽が好きで、ちょっとベタですが「歌舞伎町の女王」をヘビーローテーションしながら時効警察の脚本を書いておりました。今回、あまりにも素敵な曲を椎名さんに創って頂き本当に嬉しい限りです。グダグダなドラマに妖しいテンションが寄り添って…ああ快感。もう後戻りは出来ません。

【栗山千明(ドラマ出演/広域捜査官・北島紗英役)コメント】
中学生のころから林檎さんの大ファン! お会いすると舞い上がってしまい日本語がおかしくなるくらい大好きなんです! この春には、「熱海の捜査官」のスタッフには内緒で、東京事変さんのライブにもおじゃましちゃいました。楽屋をお訪ねしたとき、林檎さんがしきりに「お忙しいのに」と私のことを気遣ってくださったのですが、今思えば、このドラマのことをご存知だったんですね。半年ほど前、東京事変さんを特集したラジオ番組でナレーションをさせていただいて以来、引き続きご縁があって本当にうれしいです。『天国へようこそ』は、ミステリアスでおとぎ話のサウンドがカッコいい! 聴かせる曲調なのも林檎さんにお願いした意味を感じます。このドラマにピッタリですよね!!

【横地郁英(テレビ朝日プロデューサー)コメント】
ミステリアスでありながら、おかしな雰囲気を漂わせて進んでいくこのドラマにマッチして、邦楽か洋楽かもわからないような独特な雰囲気が出せるアーティストはどなただろうと考えたとき、東京事変さんに思いが至りました。ダメもとで依頼をしたのですが、椎名さんが「時効警察」のファンでいらっしゃり、三木監督の作品にも興味を持って下さっていたことがわかり、今回の企画にも乗っていただき、快諾していただけました。椎名さんには、三木監督も交えた打ち合わせにも参加していただき、「今のヒットチャート的な曲ではなく、ジャズのスタンダードナンバーのような、永遠に歌い続けてもらえるような曲を」とお願いしたところ、イメージ以上の曲を作っていただけました。「熱海の捜査官」も視聴者の皆様のイメージやご期待を良い意味で裏切るドラマになっています。「天国へようこそ」と併せて、楽しみにお待ちください。

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「天国へようこそ」
レコチョク、モバえみ、SR猫柳本線ポケット、主要配信サイトにて7月21日(水)より順次開始

ライヴDVD
『ウルトラC』
2010年8月25日発売
TOBF-5678 \4,200(税込)

◆黒猫堂HP[SR猫柳本線]
◆東京事変オフィシャル・サイト
 
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