仙台発ゴスロリJ-ROCK、e:choを要チェック

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自ら情報を発信し、自分たちの納得できる形でリリース形態も選択できるようになってきた現代の音楽シーン。様々な面において既成概念を覆す状況が生まれ、これまでの常識は次々と塗り替えられている。

◆e:cho「Fly」PV映像

「プロになるにはまず東京に出ないとダメ」という歴とした事実も、もはや完全に風化してしまった。逆に、出身アーティストが音頭を取っての地方発信型フェスの開催をはじめ、地方密着型のアーティストの盛んな活動状況をみるに、その熱は逆転してしまった感もある。都市型の情報発信という構造自体、既になんの意味も成していない。GreeeeNやSEAMO、キマグレンも地方在住のまま。インディーもメジャーも、それぞれが自分たちの生まれ育った土地で音楽活動を行ない、人気と勢いが全国にまで拡大していく構図に違いはないのだ。

そんななかで、要注目の地方発信アーティストをひとつ紹介したい。宮城県仙台を拠点に活動を行なっているe:cho(エコー)だ。

8月11日(水)に4年ぶりとなる2ndフルアルバム『ソラノウタ』をリリースする彼女たちは、アニメの主題歌に起用されそうなパワーチューンから叙情溢れる壮大なバラードまで、非常に高いポテンシャルを秘めた楽曲群を保有する。その衣装も鮮烈なボーカル依空(いく)の、儚さも持ち合わせながらもその圧倒的な力強さは、聞くものの目を釘付けにして離さない。

着実に支持を集めているe:choは、数々のバンドコンテストに入賞、インディーズながら楽曲にCMタイアップがつくなど、まさしく精力的な活動の真っ最中だ。ワンマンライブや限定音源もソールドアウトを記録、まさにブレイク前夜なのである。

ライブで人気の高い曲、評価の高い曲が目白押しとなった『ソラノウタ』は、ゴスロリJ-ROCKファンのみならず、多くのロックファンの琴線を震わすことだろう。要チェックだ。


『ソラノウタ』
8月11日(水)発売
MRE-1001 \2,500(tax in)
※HMVオリジナル特典:限定ライブDVD
1 Fly~ver.sol~(Fly~ver.sol~)
2 あの空~re:brh ver.~(October Sky~re:brh ver.~)
3 横顔(Face in Profile)
4 Blind Garden(Blind Garden)
5 木洩れ日(In Forest)
6 Wish~re:mst ver.~(Wish~re:mst ver.~)
7 シアン(Cyan)
8 キズナ~ver.la~(Close Bonds~ver.la~)
9 目覚め(Awake)
10 disorders (disoeders)
11 New worlD (New worlD)
12 星の夜(Starry Night)
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