オジー・オズボーン、会場は興奮のるつぼ

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2010年で4年目を迎える<iTunes Festival London 2010>が、7月1日よりロンドンのラウンドハウスでスタートした。1ヵ月にわたり連日、総計60ものアーティストがパフォーマンスする。The XX、エリー・ゴールディングといった話題の新人からフォリナー、アンダーグラウンド、トニー・ベネットといったビッグ・アーティストが揃ったラインナップの中、3日目、2010年1番の目玉、オジー・オズボーンが登場した。

◆オジー・オズボーン@<iTunes Festival London 2010>画像

ラウンドハウスの収容人数は3,000人ほど。アリーナ/スタジアムが当たり前のオジーを間近で見られるプレミア・ギグとなった。客席には、奥さんのシャロンや娘のケリーの姿も。また、抽選の末チケットを手に入れたラッキーなオーディエンスには40~50代の人たちも多く、通常の<iTunes Festival>とはちょっと異なる雰囲気だったが、これはiTunesを利用しているのが若者だけじゃない証とも言えるだろう。

「オジー、オジー、オジー!」との野太い掛け声の中、賛美歌をバックに登場したオジー。当然のこと大歓声が上がったが、それでは足らずお得意の“Fワード”をまじえさらにオーディエンスをあおる。そして1983年のヒット曲「Bark At The Moon」でショウをスタートし、会場は興奮のるつぼと化した。

会場の親密さ、一体感が影響したのか、この日は、観客だけでなくオジーも始終ご機嫌な様子だった。(とてもスローな動きではあったが)走り回ったり、バケツの水を自らかぶるだけでなくオーディエンスにぶちまけるなどなお茶目な(?)姿も。ある意味、ステージに立つ彼を見るだけでも感動的でさえあるが、肝心のパフォーマンスのほうも冴え、メタル界のレジェンドとしての貫禄、エンターテイナーとしての底力を見せつけた。

ニュー・アルバム『Scream』をリリースしたばかりだが、この夜は特別だったのか、新曲にこだわることなく昔のヒット曲、ブラック・サバスのトラックを交えたグレーテスト・ヒット的セットリストを披露、オーディエンスを歓喜させた。

この夜のセットリストは以下の通り。

・Bark at the Moon
・Let Me Hear You Scream
・Mr. Crowley
・I Don't Know
・Fairies Wear Boots
・Suicide Solution
・Road To Nowhere
・Shot In The Dark
・Rat Salad
・Iron Man
・Crazy Train
アンコール
・Mama, I'm Coming Home
・I Don't Want to Change the World
・War Pigs
・Paranoid

このプレミア・パフォーマンスはすでにiTunesにて配信されている。

◆iTunes Store オジー・オズボーン(※iTunesが開きます)

Ako Suzuki, London
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