パノラマ・スティール・オーケストラ、バラエティ豊かな最新作登場

ツイート

パノラマ・スティール・オーケストラのニュー・アルバム『ゴッタ・ニンゲン』が8月4日にリリースとなる。<FUJI ROCK FESTIVAL>や<朝霧JAM>などを通し、より活動範囲を広げた彼らの4枚目約3年ぶりのアルバムとなる。

「人間であれ=Get a Ningen」という意味も重ねたという「ゴッタ・ニンゲン」は、個性豊かなこの南国のオーケストラをまとめるリーダー原田芳宏による造語だという。大人数から織りなす音楽ゆえのメッセージとストリー性が増した4作目となるが、今回もまた豪華ゲスト・ヴォーカリストが参加しており、バラエティ豊かな仕上がりを見せているようだ。

▲新垣勉
▲伊藤ふみお
こと注目は、クラシック界から全盲と天涯孤独の逆境を乗り越え、世界中に感動を届けているテノール歌手新垣勉が、THE BOOM「風になりたい」で参加している点だろうか。新垣勉にはTHE BOOMの宮沢和史から「白百合の花が咲く頃」という楽曲が贈られたこともあり、今回のカバーでは新垣から宮沢へのアンサー・ソングともいえるほどの名唱を聞かせているという。

また、伊藤ふみお(ex.KEMURI)の参加による「Yellow Bird」は、カリプソの名曲でルーディーな雰囲気がこの夏にぴったり。また、マイケル・ジャクソン「Human Nature」のカバーはスティールパンの音色で彼の楽曲の完成度の高さがあらためて浮き彫りにする名演。もちろんスティールパンの故郷トリニダードのアッパーなソカ・のダンス・チューンなどもしっかり収録された全11曲がアルバムを彩っている。

8月には六本木ヒルズ・アリーナや東京都内各地でのライヴが行なわれる。総勢40名で圧巻の演奏を聴かせるパノラマ・スティール・オーケストラ、是非一度、その感動体験を。

『ゴッタ・ニンゲン』
2010年8月4日発売
PCD-18635
1.Gotta Ningen
2.Sailing On
3.Yellow Bird
4.When Will Star Shine?
5.Look Up
6.Ghetto
7.風になりたい
8.Human Nature
9.Coral
10.Chicken Steak
11.Bump And Wine

◆Panorama Steel Orchestraオフィシャルサイト
この記事をツイート

この記事の関連情報