ドキュメンタリー映画『ドアーズ/まぼろしの世界』、ついに日本上陸

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「すべては滅びても、詩と歌は残る…」──ジム・モリソン

◆ドアーズ画像

ドアーズのドキュメンタリー映画『ドアーズ/まぼろしの世界』が世界中の映画祭をめぐり、いよいよ日本でも劇場公開となる。各国の映画祭で喝采を浴び、現在フランスで異例の大ヒットを記録しているこの作品は、ドアーズ初のバンド公認ドキュメンタリー映画だ。

ドアーズを題材にした初の劇場用長編ドキュメンタリー映画である『ドアーズ/まぼろしの世界』は、未公開映像を交えながら、革命的な力を持った彼らの音楽と遺産に、新たな視点を加えた作品だ。監督はジム・ジャームッシュなどの作品で撮影を手がけ、ブラッド・ピット主演で映画化された『ジョニー・スエード』で監督・脚本を務めたトム・ディチロ。ナレーションにジョニー・デップを迎え、ドアーズの軌跡を刺激的に描き出している。

「ドアーズの未公開映像に魅了された。自分がその場にいるような感覚に陥ったよ。バンドを題材にした記録映画、いや、どんなドキュメンタリー作品もこの映画を超えられはしないだろう。参加できたことは光栄だし、とても誇りに思う」──ジョニー・デップ

デビューアルバム発表から43年経った今もなお、ドアーズが残した音楽が放つ影響力は、全く色褪せない。映画は、彼らの間でどんな創作活動が行なわれていたかを、一歩踏み込んだ視点で映し出していく。ドアーズ結成前からモリソンが死を迎える1971年まで、ロック史に刻まれた彼らの目覚しい功績の光と影が映し出されていく。The WHOを前座に迎えた1968年のシンガーボウルでの映像、伝説のエド・サリヴァン・ショー出演時の模様、ジャニス・ジョプリンやアンディ・ウォーホルたちの交流が語られ、貴重な映像がふんだんに使用されている。

この映画の為の新たな撮影は一切行なわず、本作は当時のリアルタイムの映像のみで構成されている。、時代を超越し今なおカルチャーシーンに影響を及ぼし続けるドアーズの真の姿を、垣間見る事ができるのだ。

『ドアーズ/まぼろしの世界』
原題:「WHEN YOU'RE STRANGE」
出演:ドアーズ(ジム・モリソン/ジョン・デンズモア/ロビー・クリーガー/レイ・マンザレク)
脚本・監督:トム・ディチロ『ジョニー・スエード』
ナレーション:ジョニー・デップ
2010年/アメリカ映画/カラー(一部モノクロ)/82分/ビスタ/ドルビーデジタル/英語
提供:キングレコード/配給:ビーズインターナショナル
オリジナル・サウンドトラック:ワーナーミュージック・ジャパン
(C) 2010 Rhino Entertainment Company, a Warner Music Group Company
◆『ドアーズ/まぼろしの世界』オフィシャルサイト
Twitter:@TheDoorsMovie
2010年10月より新宿武蔵野館、シアターN渋谷にて公開、他全国順次ロードショー
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