オーディオ素材を大幅に追加した自動作曲・伴奏作成ソフトの定番「Band-in-a-Box 18」

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イーフロンティアは、自動作曲・伴奏作成の定番となっている自動作曲ソフトウェアの最新版「Band-in-a-Box 18 Windows」を8月27日より発売する。また、より多くのデモソングや音楽スタイルを収録した「Band-in-a-Box 18 Windows MegaPAK」および「Band-in-a-Box 18 Windows EverythingPAK」、通常版とMegaPAKには作曲に役立つコードブック付き商品も同時発売する。

「Band-in-a-Box」シリーズは、あらゆるジャンルの要素が詰まった音楽ネタ帳=「スタイル」を指定するだけで、入力したコード進行に合わせてあっという間に演奏を開始できるソフトウェア。同じスタイルを選択していても、演奏ボタンをクリックするたびにアレンジが変化する多彩さも大きな特徴。メロディ・ソロ・コード進行に加え曲名まで丸ごと1曲自動生成することもできれば、一部のみをBand-in-a-Boxに任せることもできる柔軟さを備えている。音楽を作るソフトとはいえ、ユーザーがある意味「受動体」であるときに一番このソフトのパワーを享受できるところというのも本ソフトのポイントだ。そんな「Band-in-a-Box」の新バージョン18が登場する。

バージョン18の新機能の目玉は、オーディオ素材「リアルトラック」「リアルドラム」の数が驚異的に増加したこと。「リアルトラック」と「リアルドラム」は、スタジオミュージシャンが演奏した単音またはフレーズを録音して作成したオーディオ素材で、音色がリアルなのはもちろんのこと、微妙なニュアンスを含めた豊かな音楽表現が可能なうれしい機能だ。MIDIトラックと併用も可能で、オーディオでありながら単なるループ素材ではなく、コード進行も自由自在に変更できる。新バージョンでは、通常版は18種類、MegaPAKは70種類、さらにEverythingPAKは約400種類も追加されている。MIDIを使うよりもリアルな演奏が、豊富に揃っているのは初心者でなくともありがたいところ。リアルトラック生成の高速化もストレス軽減に一役買ってくれる。

機能面では、「Band-in-a-Box」での曲作りをより快適に行うための改良や、他のソフトとの連携をスムーズに行うための新機能などが追加されている。たとえば、プラグイン機能では、各トラックの演奏をドラッグ&ドロップで他のシーケンサーやデスクトップにコピー可能となった。気に入ったパートは演奏を変更せず、一部のパートのみ繰り返し伴奏作成できるトラックのフリーズ機能もかゆいところに手が届く機能といえるだろう。

また、お気に入りダイアログ内の「最近使用」タブでは、膨大なスタイルの中から最近使用したものをすぐ呼び出せるようになっている。ウィンドウサイズ変更時に、スクロールするのではなく拡大・縮小表示するようになったのも細かいがうれしい変更点だ。このほか、伴奏トラックの編集・保存では、変更を加えた伴奏トラックの情報を保ったまま保存することができるようになっている。

メロディの自動生成、メロディからコード進行を自動生成、オーディオファイルからコード進行を「耳コピ」する機能や、楽譜表示・印刷など従来バージョンで好評だった機能ももちろん引き継がれている。作曲がしたい、楽器の練習がしたい、デモテープを作りたい、耳コピーがしたい、音楽の勉強がしたい、これらさまざまな要望に応えてくれる盛りだくさんなソフトウェアだ。

パッケージには、通常版のほか、変化に富んだリアルな伴奏スタイルやソリスト、メロディスト等を大幅に強化したアップグレード版がラインナップされる。

 通常版MegaPAKEverythingPAK
伴奏スタイル約430種類約2,360種類約4,160種類
デモソング約670曲約3,550曲約8,600曲
オーディオデモ約2,000本約4,800本約29,200本
リアルトラック21種類74種類634種類
リアルドラム5種類58種類246種類
メロディストセット1セット8セット8セット
ソリストセット1セット16セット16セット
製品メディアDVD-ROM 2枚DVD-ROM 4枚2.5インチHDD (USB接続)

また、通常版とMegaPAKには、「すぐ歌えるコード進行ネタ帳~!」(定価1,470円)をバンドルした「Band-in-a-Box 18 コードブック付き」もラインナップされる。本書では、「Band-in-a-Box」での作曲には欠かせない「コード進行」を、「希望が湧くコード進行」や「疾走感のあるコード進行」、「せつなさ漂うコード進行」など、イメージしやすいタイトルでパターンを紹介している。イントロ・Aメロ・Bメロ・サビ・エンディングそれぞれのパターンをピックアップするだけで、バリエーションに富んだ曲をたくさん作ることができるようになっている。

<動作環境>
OS:Windows 7 / Vista / XP(各日本語版)
CPU:Pentium 400MHz以上
メモリ:512MB以上
ハードディスク:通常版 350MB以上、MegaPAK 550MB以上の空き容量が必要、EverythingPAK 160GB 2.5インチハードディスクドライブ (要USB 2.0ポート)が付属

◆Band-in-a-Box 18 Windows
価格:13,440円、コードブック付き 14,490円
◆Band-in-a-Box 18 Windows MegaPAK
価格:26,040円、コードブック付き 27,090円
◆Band-in-a-Box 18 Windows EverythingPAK
価格:49,800円
発売日:2010年8月27日

◆Band-in-a-Box 製品詳細ページ
◆イーフロンティア
◆BARKS 楽器チャンネル
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