GORILLAZ、グラストンベリーでのパフォーマンスに欠けていたもの

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6月、U2の代わりにグラストンベリー・フェスティヴァルでヘッドラインを飾ったGORILLAZ。そのパフォーマンスには賛否両論の評価が下った。「ガッカリ」「会場を盛り上げるのに失敗」などネガティブなレビューもあったが、フロントマンのデーモン・アルバーンにはその原因がわかっているようだ。

◆Gorillaz「Escape to Plastic Beach World Tour」映像

彼はBBCラジオでこう話した。「まだ完全にカートゥーン・バンドを人間らしいものに変えることができてなかった」。オーディエンスとのインタラクティヴが足りなかったのが原因だと分析している。

グラストンベリーの後に行なわれたデンマークのフェスティヴァルは、規模もオーディエンスの年齢層も同じだったが、違うアプローチで成功したようだ。「あのパフォーマンスとその次のデンマークのフェスでのパフォーマンスの違いは、もっとオーディエンスとコミュニケーションを取ったことにあると思う」と話している。

ライヴの面ではまだ発展途中にあるらしいGORILLAZ。この秋、初の世界ツアーを行なうが、責任逃れしないこの姿勢なら、グラストンベリーでの教訓を生かし、より素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることだろう。GORILLAZの世界ツアーは10月3日にモントリオールからスタートする。


Ako Suzuki, London
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