SPYAIR、進化を重ね強いメッセージとしての力を持つデビューシングル「LIAR」特集

ツイート

SPYAIR

デビューシングル「LIAR」 08.04 着うたフルR配信start (レコチョク独占先行) 2010.08.11 リリース

本当に表現したい曲だからこそ リスナーの全身にぶつかり響く 彼らの持つパワーは進化を重ね 強いメッセージとしての力を持つ

INTERVIEW

――作っている曲とブレがないですね。デビューシングル「LIAR」を聴いていて思ったんですけど、これだけサウンドがラウドなのに、なんてキャッチーなんだろう、と。

IKE:その辺の工夫というのはUZを中心にしてやってるんですけど、すごい練ってるんですよ。ポップスのフィールドでも通用しなければいけないわけですから、やかましい部分を残しつつ、馴染ませるというか。そういう作業を最後までUZが頑張ってやってくれて。

UZ:「LIAR」みたいなヘヴィなリフを弾けば、普通にやったらKornになっちゃうんです。KORNもラップじゃないしメロディは乗ってるんですけど、ああいうのはの大半は日本人は聴かないじゃないですか。僕らはやっぱりストリートライヴをやってたから、多くの人に聴いてほしいし、多くの人に足を止めてほしいというのは常にあって。そうなるとある程度のキャッチーさは残したいし、出したい。だからと言ってキャッチーな方に媚びすぎるのは嫌だ。うまく中間を出せないかなっていうのはずっと考えていたんですよ。それがだいぶ自然になってきて、今は何も考えずともできるんです。最初は計算があったんですよ。自分的には偏りすぎている音楽は好きじゃないし、一番良いポイントを練ることができたかなと思うんです。で、歌詞はガッツリ日本語だし。こういうサウンドには英語の方が合うとは思うんですけど、でもあえて日本語乗せて、意味を持たせて。

――作詞はMOMIKENさんですね。

MOMIKEN:ストリートでやっていたという話からつながるんですけど、日本を歩いているのは日本人がほとんどですから、そこに届けるとなると日本語ですよね。それ以外の言葉を日本で発していても多くの人には届かないから。だから日本語にはこだわっています。英語の歌詞がピッタリ合うってわかっていても、カッコ良く、突き刺さるように日本語を乗せたい。っていうのはSPYAIRをやっていく最中に、見てくれる人が増えるにつれて、言葉として残していかないとと思って。「LIAR」に関しては、メジャーデビューに向けてたくさん曲を作ったんですね。愛だの恋だのって曲でSPYAIRが始まるよりは、インディーズ時代から人生観的なものを歌った曲が多いので、そういうほうがいいだろうと。色んな側面から人生ってことを書いていって、その中から選んだんです。

――IKEさんは歌詞を受けて、どういう風に歌に込めるんですか?

IKE:MOMIKENも僕のことを理解しつつ歌詞を書いてくれていると思うので、僕にとってわかりやすい言葉もふんだんに使ってくれてます。感覚的にも似ているし、近い。でもそれをあえて、言葉を交わして、ここってこういうことだよね?とか、合わせることは絶対にしない。それは曲を狭めている気がしちゃうから。僕は聴く人と同じように歌詞を体の中に入れて、自分の解釈しかしないんです。MOMIKENが書いてるけど、僕の解釈の「LIAR」になっているし、結局、僕は僕の「LIAR」を歌ってる。引っかかるワードは“Don't cry 信じて 君の涙 拭えるなら”なので、そこから自分のストーリーを広げていきました。これからライヴを重ねたり、この曲が主題歌になっているドラマ(『ハンマーセッション!』)を見て感化されたりしたら、少しずつ変化していくのかな。だからライヴでたくさんやって、育てていきたいですね。

――カップリングの「INCOMPLETE」は、全員のガムシャラ感がそのまま音になってますね。

KENTA:確かに……レコーディングすらもガムシャラでしたから。

――生きているといろいろありますけど、凹んでないで常に立ち向かっていたいと思いますよね。歌詞にもありますけど、“最高の瞬間をイメージして”いたいから、この曲を聴くとすごい上がります。

IKE:僕も歌っていて、そう感じますね。これは全年齢当てはまるメッセージだと思う。死ぬまで聴ける曲であってほしいんですよね。

――「SINGING」はみんなで歌えるというところを目指しているだけあって、一番ポップですね。

UZ:この曲を作ったときはだいぶ余裕が出来てきてましたね。どポップなんですけど、俺らが発するものならもうSPYAIRのものになるなって。良い意味で成長できた曲だと思います。

――最後に目標を聞かせてください。

IKE:日本獲ります!

UZ:今日、前振りないじゃん?

IKE:それを言うとKENTAは耐えてくれるけど、UZが吹くんですよ(笑)。だから今日は言わない。

UZ:じゃあ、俺が代わりに言おうか。(若干IKEのモノマネ調で)僕たち、音楽しかない社会不適合者なんですよ。だから、やるからには二番とか三番じゃなくて、一番目指したいと思います……って言うんですよ。

KENTA:これをね、俺たち10回くらい聞いてるんです。

IKE:ハハ(笑)。でも一番を目指してないと本気って出ないんですよ。最初から二番狙いたいなんて、そいつは完全に本気じゃないから。俺らは本気で一番狙います!

⇒特集TOPに戻る

この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス