スリップノット「これからの話をするには早すぎる」
<Kerrang! Awards>で故ポール・グレイに贈られたアワードを受け取ったスリップノットのフロントマン、コリィ・テイラーが、グレイの早すぎる死を哀悼、その功績を称えた。
テイラーはBBC 6ミュージックにこう話している。「毎日、彼のことを考えている。こういう(栄誉を称えられる)夜はポールのスピリットにうってつけだと思う。あいつは俺が知っている中で最も才能がある奴だった。音楽を作ること、騒ぐこと、そして人生を何よりもエンジョイしていた。俺にとって、このアワードは彼のそのもの――音楽、彼がスタートしたバンドへのお祝いだ」
「ポールは(スリップノットの)曲の大半を書いていた。ヘヴィーだっただけじゃない。ビューティフルでメロディックだった。彼にはそういうクレイジーな才能があったよ。それが正当に評価されてなかったと思う。俺はこれから、ポールがいなかったら存在しなかった音楽がたくさんあるってことをみんなにわかってもらうことに時間を費やしたい」
また、スリップノットの将来について問われると「それについて話すには早すぎる。俺が言えるのはそれだけだ」と答えた。
テイラーは週末、日本のDIR EN GREYも出演したメタルの祭典<Sonisphere Festival>でソロ・パフォーマンスを行なった。8月にはストーン・サワーの全米ツアーをスタート。ストーン・サワーは9月にニュー・アルバム『Audio Secrecy』をリリースする。テイラーはしばらくこちらの活動に専念するものとみられている。
Ako Suzuki, London
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