[クロスビート取材こぼれ話] ザ・ドラムス

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2010年の夏フェス・シーズンは<サマーソニック>への出演が決まっているブルックリンの4人組、ザ・ドラムス。英米メディア共に2010年の新人戦線の話題をさらっているだけでなく、UKではライヴをモリッシーが観に来たりとその愛されキャラっぷりを遺憾なく発揮している彼らだが、取材中もまさにイメージ通りの彼らだった。

この日答えてくれたのはジョナサン・ピアース(Vo)、コナー・ハンウィック(Dr)の2人。人気者だけあって来日時も取材詰めだと聞いていたものの、疲れも見せずに2人とも終始上機嫌。この日の取材は、本誌ではメール・インタビューを含めると3度目とあって、メンバー自身による全曲解説をお願いしたところ、2人ともよく喋る喋る。ポップでキャッチーなサウンドそのままに裏表がない雰囲気で、まるで頭の中を全部さらけだしているかのような雰囲気だった。

ところがそんな彼らだけに、取材はややスローペースに進行。時間が迫ってきたのでペースを上げるようにお願いすると、ジョナサンは「喋りすぎてゴメン」と言ってそこからはかなりの早口モードに。スイッチがすぐに切り替わるあたり「さすが」と思って見ていると、挙げ句の果てにはテーブルの中央に置いてあった取材用のレコーダーをジョナサンが手にして、喋っている人の前に素早く回していく係をかって出てくれることに。ある意味アーティストに取り仕切ってもらうという、インタビュアーとしてはやや失格気味の取材になってしまった(笑)。とはいえそれも、彼らのフレンドリーな人柄あってのことだ。

8月にはサマーソニックで再来日する彼ら。終始くねくねと動き回るジョナサン、曲によってはギターを捨ててタンバリンで会場を煽るジェイコブ・グラハム(G)、そしてこのバンド特有のメロディが全力で突っ込んでくるようなそのライヴは、アルバムとは全く違う世界観でファンを夢中にさせてくれるはず。特に関西圏の人は、初上陸となるステージでぜひチェックを! 発売中のクロスビート9月号では、彼らのサイン色紙もプレゼント中。どしどし応募してみてください。

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