サムワン・スティル・ラヴズ・ユー・ボリス・エリツィン、長ーい名前の米バンドが待望の日本デビュー

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アメリカのインディー界でいま大きな話題になっている、サムワン・スティル・ラヴズ・ユー・ボリス・エリツィン(以下、SSLYBY)という長い名前をもったバンドが、待望のサード・アルバムを8月4日にリリースした。これが、なかなか面白い出来で、日本でも受け入れられることが十分に予想される。このバンドのことを紹介しておこう。

◆サムワン・スティル・ラヴズ・ユー・ボリス・エリツィン最新PV映像

メロディはキャッチーで耳にすぐに飛び込んでくる。懐かしくもあり、新鮮なようでもある。そんな絶妙なフィーリングを持ったポップ・ソングを聴かせてくれるバンドだ。


SSLYBYは4人組で、ミズーリ州スプリングフィールド出身。ハイスクールの同級生だったウィル・ノウヤーとフィリップ・ディッキーがバンドを結成。後にバンド名を変えるときに考案されたのが、このバンド名だそうだ。由来は、ロシア連邦の初代大統領だったボリス・エリツィン。ちょうどその当時辞職したばかりだった。メンバー曰く「すごく長い名前がクールだと思った」とのこと。

メンバーが大学に進学した後も順調に活動を続け、彼らの楽曲「Oregon Girl」が、ドラマ『The OC』劇中で使用されたことによって、彼らの存在はより広く知られ、話題を呼ぶことになった。2005年に1stアルバム『Broom』を制作、インディー・ロック・ファンの間で高い評価を得た。2008年4月には2ndアルバム『Pershing』をリリース。ポップ・チューンや美メロを含む、アルバムを通してバラエティに富んだ仕上がりで、こちらも大きな反響を得た。その後も、精力的にライブ活動を行い、着実にファンを増やしてきた。そして2010年8月4日、3枚目のフルアルバム『Let It Sway』をリリース。日本でもデビューを果たすことになった。

彼らの3rdアルバムにして日本デビュー・アルバムとなる『レット・イット・スウェイ』は、彼らを発掘し、その才能に惚れ込んだクリス・ウォラがプロデュースを担当。本来のバンドの持ち味を活かしつつ、これまでの作品よりも一回りスケール・アップしたサウンド・メイキングに成功している。同じくクリスが手がけたナダ・サーフやテレキネシスの作品にも通じる、ストレートな等身大のギター・ロック・アルバムとなっている。

SSLYBYの音楽からは「とにかく演奏するのが楽しくて仕方がない!」という、良い意味での「青臭さ」が感じられ、ウィーザーやティーンエイジ・ファンクラブ、ペイヴメントやプロミス・リングなどが好きな人のハートを刺すことは必至。ぜひ一度聴いてみてほしい。

◆SSLYBY オフィシャルサイト
◆SSLYBY レーベルサイト
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