愛すべきB型へ捧ぐ“耳で読むラブレター”

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「文庫本を読む様に音楽を聴いて感じて欲しい…」という壮大な目的のもと、“文庫本 meets 音楽”企画の第一弾がリリースされ、その独自のコンセプトと楽曲が話題になっている。それが『愛すべきB型に捧ぐ』という文庫本CDだ。

友人との会話のなかに必ずといってもいいくらい出てくる血液型トーク。一緒に話している人だけでなく、そこにいない人も俎上に上がり、「あの子、A型だからしようがないよね」「やっぱ、君ってO型だねぇ」などと、血液型で人格を占い、なんとなく納得してしまう。科学的な根拠がないと誰がどんなに叫ぼうとも、日本人は血液型で判断する。そういう経験がないなんて人はいないかもしれない。

そして、その中でも必ず話題の中心になるのが“B型”。B型人間は、すべての騒動の主犯格。変わり者の代表格。何事に対しても自己完結してしまい人の意見など聴く耳持たない。などなど、このように決めつけられるのはB型の宿命ともいえる。一方で、決断力があったり、皆の先頭に立ってリーダーシップを発揮したり、純粋だったりもするB型。良くも悪くもいつも話題の中心を担う愛すべき人物。それがB型のポジションだ。

しかし、B型だからこそ劇的で歌になりやすい。そう、まさにこの文庫本CD『愛すべきB型に捧ぐ』の狙いもそこにある。恋愛を軸にしたB型の“あるある”を目一杯ちりばめた楽曲を収録し、史上初のB型歌のコンピレーション・アルバムとなっているのだ。

あなたの周りにも必ずいる愛すべき厄介者B型人間。そんなB型がいたら強引に聴かせることをお薦めしたい。少しはB型度が緩和するはずだ。また、あなた自身がB型ならこのコンピはあなたが主人公だ。とも言っておきたい。

最後に、文庫本企画のパッケージの仕様について説明しておこう。“文庫本 meets 音楽”をうたっているので、ブックレットに使用する紙は文庫本のそれをまんま模倣。ジャケットに落とし込む形でデザインされた文庫本風の帯。歌詞カードはまさかの縦書きの目次付き。他にも見逃せない細かい“文庫本な仕掛け”が満載だ。

手に取り、耳で聴き、感じてほしいその文庫本感。お見逃しお聴き逃しないように。なお、今後も定期的に“お題”を変えてシリーズ化される予定だということだ。

『愛すべきB型へ捧ぐ』
MBCC-0001 \1,300(tax in)
1.ホントノキモチ / 3K-RAT
2.B型ガール feat. Toss / I.Ary
3.七色の光 feat. Toss / えびすみほ
4.花 / are U feeling?
5.ロマンチック隣り / I.Ary

◆芽画盤庫 オフィシャルサイト
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