HIMEKA、地元カナダのアニメ・コンベンションで凱旋ライブ

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世界中で人気を博している日本のアニメ・コンベンションだが、8月13日~15日にカナダ・ケベック州で最大のアニメ・コンベンション<OTAKUTHON(オタクソン)>がモントリオール市内最大のコンベンション会場「コングレス・ド・モントリオール」で開催された。5回目となった2010年の<オタクソン>の目玉イベントとなったのが、地元が生んだ日本のアニソンシンガーHIMEKAの初凱旋ライブだった。

◆HIMEKA画像

HIMEKAは2008年に地元ケベックからワーキング・ホリデーのビザで日本に渡り、「第2回全日本アニソングランプリ」で3186人の中から見事グランプリ受賞、2009年にTVアニメ『戦場のヴァリキュリア』の主題歌「明日へのキズナ」で日本メジャー・デビューを果たした、まさに“ジャパニース・ドリーム”の体現者だ。

5000人収容のメイン・ホールは開場と同時に地元のファンで埋め尽くされ、ライブ開始前からHIMEKAコールが沸き起こるなど、地元が生んだ世界初の外国人アニソンシンガーの登場に、会場は異様な盛り上がりを見せた。青いワンピースで登場したHIMEKAは、これまで発売した全15曲のうち13曲を披露する大サービスぶりで、慣れ親しんだフランス語をメインに(ケベック州はフランス語圏)、第2公用語の英語、そして観客の要望に応えてすでにネイティヴなレベルに達した日本語を交えての“3ヶ国語MC”で進行するなど、地元ならではのユニークなワンマン・ライブを見せ付けた。

シングル曲を筆頭に、2010年3月に発売したカヴァーアルバム「ラブ・アニソン~歌ってみた~」にも収録され、海外でも人気のアニソン・ナンバー「魂のルフラン」(「新世紀エヴァンゲリオン劇場版DEATH & REBIRTHシト新生」)、「ゆずれない願い」(「魔法騎士レイアース」)含む1時間30分の熱気溢れるHIMEKAの凱旋ライブに、会場は終始割れんばかりの盛り上がり。カナダのケベックといえば、あの世界的な人気歌手であるセリーヌ・ディオンを生んだ場所。HIMEKAがアニソン界のセリーヌ・ディオンと呼ばれる日が来るのは、そう遠くないのかもしれない。

ライブ終了後、HIMEKAからは喜びのコメントが到着している。

「初めての海外、それも自分の地元だったので、招待されたときはすごく嬉しかったんですが、同時に日本でやるライブよりもずっと緊張しました。カナダでは日本のCDはお店で売られてないですし、まだデビューして1年ちょっとの私のライブに果たして地元のお客さんが来るのかな、と不安に思っていたんですけど、後ろの方にいるお客さんがステージから見えないくらい満員でびっくりしました。特に私のデビュー曲「明日へのキズナ」や世界中のアニメファンに愛されている「魂のルフラン」や「ゆずれない願い」はすごく盛り上がったので、嬉しかったです。招待されて本当に光栄でした。」──HIMEKA

◆HIMEKAオフィシャルサイト
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