稀代のメロディ・メイカーTETSUYAが贈る極上のポップ・チューン「LOOKING FOR LIGHT」インタヴュー

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TETSUYA

ソロ第2弾シングル 「LOOKING FOR LIGHT」 2010.8.18 OUT! 稀代のメロディ・メイカーが贈る極上のポップ・チューン

INTERVIEW

テーマね……あるようで、ない。僕は曲から導き出されて書いてるというか、曲に書かされてるみたいなところがあるので。

――では次に歌詞に関しても聞かせて下さい。今回、レコーディングするにあたって行なった作業というのは?

TETSUYA:歌詞は、特に英語の部分とかは最初から未完成だったんで、ライヴでやってるときは適当な日本語をはめて歌ってたんですよ。鼻っからあれは仮詞としてライヴで歌ってたんで、そういう部分を最初から書き直す、ちゃんと仕上げるという作業をしました。それによって、前後の意味合いが変わってきたりするので、ちょっと直したりして。

――歌詞で描きたいテーマは何かあったんですか?

TETSUYA:テーマね……あるようで、ない。僕は曲から導き出されて書いてるというか、曲に書かされてるみたいなところがあるので。

――曲が伝えてるメッセージを言葉に落とし込んで行くという事ですか?

TETSUYA:そうですね。だから、すべては曲が最初から持ってる、それは最初から決まってるものだと思うんですけど。それを僕はスクラッチカードの銀色の部分を削って、探してるだけなんです。最初から歌詞は曲のなかに隠されているで、自分はそれを削って削って言葉を見つけていくだけです。

――短時間で見つけられるもの、時間がかかるものとあると思うんですが。この曲に関してはいかがでしたか?

TETSUYA:歌詞はライヴで歌ってたときの仮歌詞が7~8割そのまま生きてるんですけど。その仮歌詞を書いたのがもう4年ぐらい前だから、そのときにどれぐらい苦労して書いたかは憶えてないですね。今回、2~3割書き直した部分は割とすんなり、そんなに時間かからず出てきました。

――ではC/Wについてなんですが、M2は前作のリミックスとなる「Roulette agraph REMIX」。今回リミックスをagraphさんに依頼した経緯は?

TETSUYA:いつもの流れで、レーベルメイトに。

――仕上がりに関してはどうですか?

TETSUYA:最高です! いままでのなかで一番気に入ってます。

――これ、特に前半部分とか、原曲ズタズタに解体されてましたよね(微笑)。

TETSUYA:僕、元々ぶった切っちゃって欲しいほうなんですよ! オリジナルと違えば違うほどときめくんで。最初からそういってたんです。あと、今回は何度かやりとりをさせてもらって。もう少しこうしたい、ああしたいというリクエストも聞いてもらったんですね。だから、かなりの大満足です。

――いままでリミックスを担当した方とやりとりしてとか、なかったですよね?

TETSUYA:なかったですね。今回はまず最初に2パターン用意してもらってたんですね。それを聴いて“じゃあこのAパターンとBパターンのこことここをこうして、こうするのはどうですか?”という意見を聞いてもらえたんで。そういうのも含めてすっごい大満足。お気に入りです。

――原曲をズタズタに解体したところから、“夜空に輝く~”のところで、ふわっと原曲が浮かび上がってくるところがキーポイントかなと。

TETSUYA:そこ、僕のアイデアです! “夜空に~”のDメロから歌に戻って、後半またコラージュしていく感じでっていったんです。

――そして3曲目が「LOOKING FOR LIGHT -Instrumental-」。いつもここにはインストが入ってますけど。インストは好きなんですか?

TETSUYA:僕、好きなんですよね。インスト嫌うミュージシャンも多いと思うんですけど。カラオケじゃん? って。でも、僕は全然そういうのがなくて。インストだけでも聴くというか。特に自分は楽器をやってるんで、楽器やってる人たちからすると、歌入りだとよく聴き取れなかったフレーズがインストだと“あ~、こんなことやってたんだ”っていうところまで聴けるんで、僕はすごい自分の作品に関してもそうだし、インストは大好きなんですよ。だから、僕はインスト入れたい派ですね。あと、僕はベースもギターも弾いてるんで、そこも聴けよ、みたいな(微笑)。

――そして、今年も<JACK IN THE BOX 2010 SUMMER>(通称:夏JACK)に出演されるということで。

TETSUYA:<夏JACK>もありますし、それ以外にも何かあるかも分からないし。ほんと、TETSUYAになってから動きが違いますね。

――違いますね。明らかにいままでとは。

TETSUYA:不思議だ。

――急激にいろいろなものが動き出しましたもんね。

TETSUYA:でもね、動かないときは本当に動かないんですよ。なにをやっても。動きたくても動けない、決めたくても決まらないし。

――いまはながれている感じがしますか?

TETSUYA:うん、そうですね。

――そういういい流れのなか、来年からはL'Arc~en~Cielが始まりますが、それまでにTETSUYAとしてここまでやり遂げたいというヴィジョンはすでにあるんでしょうか。

TETSUYA:ありますけど、そもそも僕の場合、ラルクの他のメンバーに較べて、スタートが1年半ぐらい遅れてるんで。まだまだ全然思い通りの活動ができている訳ではないですけど。でも、こうして動けてるだけいいですね。去年、一昨年はやりたくても何もできなかったんで。

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