ユリア・フィッシャー、バイオリン&ピアノ演奏DVDが登場

ツイート
ユリア・フィッシャーがバイオリンとピアノのどちらもパフォーマンスしているDVDが8月25日、発売となった。

◆ユリア・フィッシャー画像

1983年ミュンヘン生まれのヴァイオリニスト、ユリア・フィッシャーは、21歳でCDデビュー以来、すでに10枚のアルバムをリリースしている。ユリア・フィッシャーは11歳でユーディ・メニューイン国際コンクールに優勝、その後も参加した8つのコンクール全てで優勝に輝くという、経歴の持ち主だ。しかも、バイオリニストながら、8つの優勝のうち3回はピアノで優勝しているという、驚くべき天才である。

現在はヴァイオリニストとして世界中で活躍するほか、フランクフルト音大では最年少教授として後進の指導にもあたっている。

そんなユリアの最新映像として、リリースされたのがDVD『サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番/グリーグ:ピアノ協奏曲』だ。この映像は、2008年1月1日フランクフルトでのライヴを収めたものだが、ユリアは前半にサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番を演奏したあと、後半はなんとピアニストとして登場、グリーグのピアノ協奏曲を演奏し、満員の聴衆を圧倒するという内容となっている。

DVDにはこの歴史的パフォーマンスを余すところなく収録、さらには特典映像として、48分に及ぶインタビューも収録されており、ユリアの演奏と共に、彼女の人となりを知ることができる作品となっている。

また、ユリアの最新録音として、『パガニーニ:24のカプリース』も8月25日に同時発売となる。こちらのアルバムでは、ユリアの研ぎ澄まされた感性と冴え渡る超絶技巧が存分に堪能できる作品だ。

Photo:Decca/Julia Wesely

『サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番/グリーグ:ピアノ協奏曲』
8月25日発売
DVD UCBD-1105 \5,000(税込)
収録:2008年1月1日
@フランクフルト、アルテ・オパー
映像監督:アンドレアス・モレル
特典映像:ユリア・フィッシャー、2つの音楽世界を生きる(インタビュー)

『パガニーニ:24のカプリース』
8月25日発売
録音:2008年9月、2009年4月 @ミュンヘン
SHM-CD UCCD-1272 \2,800(税込)
※日本盤のみSHM-CD仕様
この記事をツイート

この記事の関連情報