マーダードールズ、触るな危険、近づくな危険

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パンク色は薄れ、ダークさ、へヴィさを増幅させ、よりホラー・テイストなメタル色がまがまがしく光る、マーダードールズのセカンド・アルバム『ウィメン・アンド・チルドレン・ラスト』が8月25日にリリースとなった。

◆「My Dark Place Alone」PV映像&画像

楽曲名からして「チャペル・オヴ・ブラッド(血塗られた教会)」や、「ハロー、グッバイ、ダイ」など、ブラックなユーモア・センス光るアルバム・タイトルが並び、アルバム・ジャケットには「Parental Advisory」ステッカーが2枚貼られるというゴキゲンな取り扱いとなっており、光栄身に余る…ってなところだろうか。

メタラーやヒップホップ好きにはお馴染みかと思われる「Parental Advisory」シールだが、これは「ペアレンタル・アドヴァイザリー」との文字通り、アメリカ合衆国において未成年者にふさわしくないと認定された音楽作品に全米レコード協会(RIAA)が添付する勧告ラベル。「Parental Advisory Explicit Content」はそのまま「親への勧告、露骨な内容」というアラートで、暴力、性、薬物など、不道徳・法的問題を内包する危険性を示すこともあるわけで、そういう意味では、「あのー、2枚でいいんですか?」ってなところか?

本作は15曲入りの通常盤と同時に、楽曲を2曲追加、さらに彼らの復活ライヴを収録したイケナイDVD付きのスペシャル・エディションもリリース。昨今の音楽シーンにうんざりして、再びこのマーダードールズの活動再開を決意したという彼らだけに、このサウンドに身をゆだねるのも、大正解なのだ。
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